遂に日本でも物価上昇の波が!?

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

今日はクリスマスですね!秋田市も昨夜から降り続く雪で、ホワイトクリスマスとなっています。

雪も子供のころは楽しみにしていましたが、大人になると車の運転や除雪作業など憂鬱なものになってしまいがちです(汗)しかし、降ってくるものは仕方ないので、どうにか楽しみを見つけたいですね!

 

さて、私のセミナーなどでよく「お金の敵」として登場!?している「インフレ(物価上昇)」が世界的に押し寄せていますね。アメリカでは消費者物価指数が11月には6.8%も上昇していますし、ユーロ圏でも4.9%という数値が出ています。それが日本でも…

 

日経新聞2021/12/24 「日本もインフレの波 11月物価、「携帯」除けば2%上昇」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2434R0U1A221C2000000/

 

以下引用

資源高や供給制約によるインフレの波が日本にも及んできた。総務省が24日発表した11月の消費者物価上昇率は前年同月比0.6%と、前月から0.5ポイント高まった。政策要因が大きい携帯値下げの影響を除くと2%を超える勢いとみられる。景気の回復で先行する米欧の56%前後の高インフレとはなお差がある。

足元で物価を押し上げているのはエネルギー関連だ。原油の高騰を背景にエネルギー全体は15.6%上昇した。上げ幅は088月(17.0%)以来133カ月ぶりの大きさ。灯油は36.2%、電気代は10.7%上がった。あわせて物価の総合指数を1.0ポイント超高めた。

身近な食料品の値上がりも目立ってきた。生鮮食品を除く食料は1.1%上がった。上げ幅は10月の0.7%から拡大した。原材料価格の高騰を転嫁する動きが広がっているようだ。輸入牛肉がプラス11.0%など円安の影響も出ている。

物価を押し下げる圧力として残る大きな要素は携帯通信料だ。春から大手各社が格安プランを導入し、11月も53.6%下がった。この分だけで総合指数は1.48ポイント下がった。通信料を除けば上昇率は2%を超える。

引用終わり

 

この様に「携帯」を除くと2%以上の物価上昇ですが、原因となっているのは「原材料価格の上昇」です。

日本だけが国民の所得が上がらず国際的にみれば「貧しく」なっていっているのですが、その間も企業努力などによって物価の上昇を抑え、生活実感としては「貧しく」なった実感は薄いのかもしれませんが、現実問題として日本は貧しくなっており、結果として先進国で物価が最も安い国と言っても過言ではありません。※例としてビックマックは米国では約640円で日本の390円と比較すると1.6倍!ユーロ圏も約560円と高く、日本と同等価格はカタールやスリランカ、中国、パキスタンなどです。

 

そして今、企業努力の限界を超えて原材料が上がっているので次々に値上げが起こっている訳です。記事にある通り、来年4月以降は食品の値上げが行われる可能性が高いようです。

 

インフレには大きく分けて2種類あり、よく「良性と悪性」という表現がされますが、良性のインフレは「需要牽引型(ディマンドプル型)インフレ」でみんなが欲しがるから(需要が大きいから)価格が上がる状態を言います。

悪性のインフレは「原価上昇型(コストプッシュ型)インフレ」で、原材料が高騰して価格が上がるのですが、景気に関わらず物価が上がるので、不景気下で起こると、給料が上がらないのに物価が上がるため、消費を極力控える方が増えて更に不景気になります。※スタグフレーション

 

日本で起こっているのは「悪性のインフレ」であり、このまま放置しておけば、衰退のスピードが高まるのは間違いなく非常に心配です。※現政権に期待したいところです。

 

こういった大きな問題への対処は個人では難しいところではありますが、資産形成においては対策を取ることが可能です。

 

それは、預貯金や生命保険で将来の資産形成をせず、投資を活用してインフレ率以上の利回りを得ることです。

 

また、最近は生命保険会社でも「保険は資産形成に向かないことを鑑み」、変額保険といって、投資信託などで運用可能な商品を勧めているようですが、これも基本的に止めておいた方がよいでしょう。掛金の変更ができず、途中で解約したり減額したりすると損をする可能性がある上、見えない手数料が高く、実際の利回りよりかなり減額されての受け取りになります。

 

ではどうしたら良いのか?という方はぜひご相談下さい。

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ご自身で学びたいというかたはこちらもご参考下さい。

 

何れにしても、恐れていた事態(未来)に向けてどんどん動いているのは間違いなく、しかもそのスピードが上がっているのも事実です。そうならないように個人でもできる対策は打っておきたいものですね!

 

今日もありがとうございました。

 

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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