2020年

8月

03日

FP業界でも起こっている時代の変化!

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

今日はオンラインで㈱キャピタル・アセット・プランニング社のファイナンシャルプランナー向けシステムについてのセミナーに参加させて頂きました。

 

セミナーでは、まずFPの本場であるアメリカにおけるFPビジネスの流れについて解説があり、ロボアドバイザーによる運用アドバイスは無料化が進み、日本のロボアドバイザー(ウェルスナビやテオ等)の様な有料のシステムには既に陰りが見えているようです。

 

その一方で伸びているのは、「ロボアド+人間(FP)」のハイブリッド型FPで、そのアドバイスは「ゴールベースプランニング」であり、利回り何%とかではなく、「顧客の将来的な夢実現に向けた資産管理」を目標にしたアドバイスとなっています。

※以前も取り上げましたが、こういう本もあります。

 

「お金はあくまでも手段であり目的ではない」という言葉はよく耳にしますが、では具体的に何のための資産形成なのか?と聞いても意外に漠然とした回答(老後心配とか)しか出てこない方が多いのではないでしょうか?

 

ですので、このゴールベースプランニングでは、まず「目的」を具体化し、その為の手法として資産運用をするという考え方なので、理に適った手法といえます。

 

 

そこで、今回紹介されたシステムは、この「ゴールベースプランニング」を行うためのもので、簡単に言えば、将来の夢実現のために、ライフイベント(夢)に具体的な時期と金額(いつ・いくら)を入れ、更に優先順位を付けて、それを実現するための資産運用方法を構築するというものです。

 

面白いなと思ったのは、各ライフイベントに対しての達成確率を出してくれる機能で、資産運用手法を変えたり、優先順位を変えたりするとその達成確率も変化していきます。

※運用成績に関してはあくまでも過去統計からの分析ですが…

 

この機能を使うと、資産運用に投資を組み入れるのと組み入れないのでは確率的にどうかというものが出てくるので、より伝わりやすいかなと思いました。現状のFPソフトだとグラフでは出てきますが、達成したい夢の優先順位や運用を絡めた場合との比較も数字を入れ替えする必要があり、運用の不確実性(上手くいくか失敗するか)については比較検討するのが難しいなど欠点も多々ありますのでその辺はかなり改善されそうです。

 

また、資産運用に関しても、自動でどういったものに投資したらよいか(ポートフォリオ)の診断もしてくれます。あとはFPがそこにどんな商品を組み込むかを決めるという流れになるのでしょうが、ここには少し違和感がありました。

 

理由としては、あくまでも過去の統計データで提案してくるので、安定的に運用であれば債券投資中心の提案になりますが、昨今の低金利で債券投資の利回りは更に低くなっていたり、株式と債券は逆に動く(株が上がれば債券が下がり、株が下がると債券は上がる)という、投資の教科書的な動きも最近ではなくなってきたりと、過去のデータからは予測できない事も起こってくる時代です。

 

そういったところこそ、過去データの分析に強い「ロボアド」と変化に柔軟に対応できる「人間」の強みを合わせた「ハイブリッド」なアドバイスが必要だろうと思うところです。

 

6月頃に資産運用の相談の中で、「トヨタ株を買えるだけ買っておけば将来も安心ではないですか?」と言われたことがありましたが、その際に、「トヨタと言えど時代の変化についていけなければどうなるか分かりません。例えば電気自動車になると、過去の技術(エンジンやミッションなど)や資産(工場や人材)よりも、新しいシステム(インターネットやソフトウェア)を開発した者が勝つ可能性もあり、テスラなんかはその最たる例かも知れません。勿論トヨタも頑張っていますし勝負は分かりませんけど。」と話したのですが、その数週間後にはテスラが時価総額でトヨタを抜いてしまいました…。こういった変化も過去データにはないことですし、自動車で世界一の時価総額の企業が、主要株価指数であるS&P500にも入っていないということもこの変化スピードを表しているのではないでしょうか?

 

これからの時代は更にスピードを上げて変化していくでしょう。

 

そんな時代だからこそ、「選ばれるFP」を目指して努力はもちろん、技術で補ってもらえるシステムにも投資して、「ハイブリッドFP」に進化する必要性も感じたセミナーでした()

 

 

今日もありがとうございます。

 

2020年

7月

28日

「有事の金」が最高値更新!金投資ってどうなの!?

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

 

秋田でも3カ月ぶりに新型コロナの感染者が出てしまいました。

このまま新規感染者ゼロはないと思っていましたが、これ以上感染拡大しない事を願うのみですね。

 

さて、そんなコロナの影響や最近の米中問題などもあり、「金の価格」が上がっています。

 

日経新聞7/28 朝刊 「金、9年ぶり最高値」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200728&ng=DGKKZO61964740X20C20A7EA2000

 

以下引用

金の国際価格が20119月以来、約9年ぶりに史上最高値を更新した。新型コロナウイルスのまん延と米中対立の先鋭化で「先行き不安」「低金利」「カネ余り」という金を買う材料が重なった。投資家の資金が金を裏付け資産に持つ上場投資信託(ETF)などを通じて商品市場に流れ込んだ。先高観はなお強いがあまりの急な値上がりに警戒感も出ている。

引用終わり

 

金価格が20119月に付けた1923ドル/1トロイオンスを上回り1940ドル超となりました。

 

金は埋蔵量がオリンピックプール約3.9杯分しかなく、大量に印刷される紙幣と比較すると年々希少価値が増えていきます。

 

2000年を100として主要通貨(米ドル・円・ポンド)と比較すると、相対的価値は2018年時点でも約5倍となっており(Global Financial Dataより)、今回のコロナで各国中央銀行が大きな財政出動を行ったことからも、こういった流れは持続するものと思われます。(あくまで一般論です)

 

また、「有事の金」という言葉がある通り、先行きが怪しい世界情勢の中で、株など有価証券が売られ金が買われるという事は頻繁に行われてきました。例えばリーマンショック時でも世界株は43%も下落したのに対し、金は14%上昇しています。(ブルームバーグのデータより)

 

そういった事もあり、今回の金価格上昇があるのですが、金投資にも留意点がいくつかあります。例えば、株や債券・不動産などと違い「金は金利や配当といった果実を生みださない」ということや、これまでの歴史からみると「米ドルと逆相関(金が上がると米ドルの価値は下がる)」の関係にあるということ、税金や手数料の事など様々ありますので、実際に投資をする際にはご自身のポートフォリオや目標などを考慮して検討してみると良いでしょう。

 

因みに現在の私自身のポートフォリオには金はありませんが、相談者のライフプランや運用目標によってはポートフォリオに入れています。※最近は自分から「金投資もしたい!」という方が増えていますが…()

 

金が上がっているというニュースを見て、金投資したい!と思った方も、直観を信じて「エイや!」と投資するのではなく、少し立ち止まって冷静に、運用する目的や様々なリスクを考慮した上でスタートして下さいね!

 

自分で決めるのは難しい!面倒!相談して決めたい!という方はぜひご相談下さい。

お問合せはこちらからどうぞ。

 

今日もありがとうございました。

 

 

2020年

7月

21日

アメリカに再び訪れた「財政の崖」

こんにちは。

 

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

 

 

今日721日は私の地元のお祭りである「土崎港曳山まつり」が開催される日なのですが、新型コロナのため戦後初の中止となってしまいました。新型コロナによって様々なイベントが中止になってしまいましたが、来年はまた開催できるように新型コロナを乗り越えたいですね!

 

 

 

さて、新型コロナの影響で、世界中が財政出動していますが、その結果アメリカでは6月の財政赤字が92兆円となったようです。

 

 

 

そして、今月末には「財政の崖」が待っており、追加財政出動が議会で纏まらなければ、米国経済に大きな打撃を与えかねない状況です。

 

 

 

日経新聞の7/19朝刊では「米、月内にも追加財政出動」

 

https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO61693940Y0A710C2MM8000

 

 

 

以下引用

 

トランプ米政権と議会は7月中にも追加の新型コロナウイルス対策を発動する方針だ。第4弾となる財政出動で、7月以降の支援策の期限切れなどに対応する。米政権は既に約3兆ドル(約320兆円)の財政出動に踏み切ったが追加対策はさらに2兆ドル(約210兆円)規模に達する可能性がある。

 

引用終わり

 

 

 

と記事がありましたが、そう簡単には行かなそうです。

 

 

 

日銀の政策委員会で審議委員を務めた経験もある野村総合研究所の木内登英氏のコラムを見るとhttps://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2020/fis/kiuchi/0720

 

 

 

以下引用

 

トランプ大統領は、3月の経済対策で実施した、個人に対する給付を再度実施することを検討している。また、以前から求めている給与税の減税を実施する考えを示している。しかし民主党はこれに強く反対している一方、共和党内でも十分な支持を得ていない。給与税は公的医療保険など社会保障の財源となっていることから、その減税を行えば、社会保障制度が財源不足に陥ってしまう可能性がある。

 

 

引用終わり

 

 

 

と書かれており、財政の崖が発生するリスクについて、「相応に高まっている」と表現されています。

 

 

 

もしそうなった場合は、これまで、実体経済から見て乖離した株価を形成している株式市場にも大きな影響が出そうです。

 

 

 

もちろん全く追加財政政策が行われないことはないでしょうから、どの程度で行われるかというせめぎ合いになるのですが、11月に選挙も控えており、また米中の争いも激化してきていることも含めると要注目の議会ですね。

 

 

 

EUでもコロナ復興基金案で合意を得たようなので、アメリカでも財政の崖を回避して、世界一体となって新型コロナ危機を脱して欲しいところです!

 

 

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

 

2020年

7月

11日

コンサルタントとして重要な知識の幅と奥深さについて

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

東京では新型コロナ感染者が連日200人を越え、青森でも東京滞在歴のある医師が感染したなど、東京からの感染が広まっているようです。

そんな中でGOTOキャンペーンが22日からスタートするようですが、感染が広がる要因になるのではと危惧する声もありますね。

 

個人的にも、仕事での東京移動(県外にも行ってませんが)を自粛している中で、こういったキャンペーンを行うのはどうかなと思いますし、秋田に訪れる観光客にも正直警戒感を持ってしまいます。

 

杞憂に終わるとよいのですが…。

 

さて、昨日は「相続・事業承継サミット2020」に参加しました。

参加といっても勿論オンライン参加です!

 

相続・事業承継で提携している東京の会社が主催しているもので、今年はオンライン参加が可能ということもあり勉強のため参加させて頂きましたが、FPというよりも、士業の方(主に税理士・会計士)が参加するイベントであり、講義が9コマありましたが、どれも大変興味深く、そしてレベルも高いセミナーで聞き応えがありました!

 

FPの科目にも「相続・事業承継」という科目がある通り、FPにとっても重要な業務の一つですが、今回参加して改めて思ったのは、「非常に範囲も奥も深い仕事」という事です。

 

範囲の広さで言えば、相続や事業承継には「お金(税金や保険、運用、不動産など)」や「法律(遺言や家族信託の活用、民法、会社法など)」の問題もありますが、そこには必ず「想い、価値観」といった感情面や心理面があり、「ライフプラン(法人では経営計画)」という「根」が非常に重要になります。

 

そして、こういった範囲の広さはFPに取っては得意分野であり、問題の整理や優先順位付け、そして解決策への方向性を提案することは「FP」に強みがあります。

 

一方、奥深さという点でみると、FPよりも各専門士業が強いです。特に税務は税理士の専業分野ですし、法務でもFPではできないことが多いので、実際の手続きや解決策の実行では必ず士業の力が必要になります。(そこもあって提携させて頂いております)

 

しかし、今回これも改めて思ったのは、FPが問題の交通整理や解決策の方向性などを示すにも、「奥深さ」をしっかり知識として持っておく必要があるという事です。

 

例えば最近、「家族信託」による認知症対策をご相談者に提案し実行したのですが、これも「家族信託」を知らなければ当然提案できません。実行においては提携している専門家にお願いしたとはいえ、提案する段階で私が知識を持っていなければそもそも選択肢に出てきません。

 

今回学んだことも多岐に渡る、「実務家の実例」であり、教科書には載っていないノウハウです。正直知らなかったことも多く、そういう相談がなくて良かったとホッとしたものもありました(汗)

 

そして、講師の方々が口を揃えておっしゃっていたのは、「私のところに来る前に、専門家と名乗る士業に相談して、間違った対策をされているケースが多い」という言葉でした。

 

間違った対策をしている専門家に共通しているのは「実務(実例)を知らない」ことと、「知ったかぶり」をしてしまうところです。※先生先生と言われていると人間誰しも知らないと言えなくなってくるものです…

 

こういった教訓を活かし、幅はもちろん「奥深さ」にも視野を広げて、相談者のライフプランに見合った対策を講じられるよう日々精進あるのみ!と思える素晴らしいサミットでした!

 

最近は隙あらばオンライン研修を受けているのですが、(コロナの影響で非常に増えた事もあり)脳みそ溶けそうなくらい情報と知識のシャワーを浴びるのは気持ちいいですね!()

 

後は実務に活かして講師の方々に恩返しをしなければ!

 

と、テンションが高まった私でした()

 

相続・事業承継のご相談もぜひお問合せ下さい。

 

 

今日もありがとうございます。

 

 

2020年

7月

07日

開業8年!感謝しかありません!

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

 

本日、202077日を持ちまして、FPオフィス「ライフ・デザイン・ラボ」は開業8年となりました!

 

これも、日頃よりお世話になっております、お客様、お取引先、学びの場を頂いております各先生方をはじめ、これまで関わって頂いた全ての方のおかげです!

 

本当に感謝しかありません!

 

思えば、20123月で会社を退職し7月の起業に向け、東京に行き、南千住の安宿に泊まりこみながら、赤坂でFPを日本に持ち込んだ草分け的存在である、井畑先生の独立FPプログラムを受講し、FPの基礎、投資の基礎を学び、日々「目から鱗」というところからスタートしました。

 

そして、その後は香港で海外の金融商品などを学んだり、相続の資格を取得するべく東京へ通ったりして、日々「脳みそが溶ける」ような経験をさせて頂きました()

※そして出版という貴重な経験も仲間と一緒にさせて頂きました!

 

また、東京の確定拠出年金アカデミー、日本相続コンサルティング協会のセミナーでも講師を務めさせて頂いたり、全国様々な企業での社員金融教育研修講師も経験させて頂いたりと、「秋田や東北でも日本最高レベルのFPサービス」を提供したい!という思いから様々な経験を積極的に行ってきた8年間でした!

 

おかげ様で、「独立系FP」として随分と鍛えられたなと我ながら思います。

 

FPと言っても残念ながら「保険屋さん」という認識を持つ方が多いのですが、実はFPという資格には6科目あり、「ライフプランニング・保険・資産運用・不動産・税金・相続事業承継」がその科目ですが、この幅広い分野の知識をフル活用する事が求められる仕事です。

 

そのため、これらの知識を組み合わせて、顧客にとっての最適解を考えるのがFPであり、どこかの分野に偏ってはいけません。

 

例えば、保険に偏ると投資はリスクがあるからと資産形成も保険で提案するFPもいますし、投資に偏ると保険を確率論で考えて不要と言うFPもいました、また、不動産投資に偏っていると不動産投資は団体信用生命保険があるので生命保険はいらないなどと言うFPもいました(汗)※勿論こういったFPは「ポジション」があるからそういうトークをしているのでFP資格を持つ営業マンに過ぎないのですが…。

 

この様な例は極端に思うかも知れませんが、実際こういった話は枚挙に暇はなく、ビジネスとして考えると、自分の利益になるように誘導するのが金融業に限らず当たり前なところもあり、致し方ないところではありますが、本来のFP像からはかけ離れていると思います。

※こうなると「問題解決」よりも「商品販売」に重点が置かれてしまいますし。

 

ですので、「問題解決」に焦点を合わせた、「公正中立なアドバイス」(私は中立ではなく「顧客の側に立った」アドバイスを心掛けています)を得ようと思った場合には、「相談料」を支払うことが必要になってくると思うのですが、この「相談」にお金を支払うという事に抵抗感を持つ方は多いので、正直開業するときは周りからも「そんなの支払う人いないでしょ!?」という話をされ、有難いことに多くの方に心配されました。

 

しかし、8年もそういった「相談料」をお支払い頂く「独立系FP」としてやってこれたという事、年々相談者が増加している事実、そして何より、「相談して良かった!」という言葉をたくさん頂けたことが本当に励みになり、また自信になります!

 

これからの時代は益々、「ライフプラン」を立てる必要性重要性が増して行きますし、「お金の効率を上げること」も必要になっていきます。

 

そんな中でも、情報や提案の確度を上げ、「有料相談」に相応しいクオリティを提供できるよう日々精進して参ります!

 

そして、この9年目には新しいサービスも考えており、目下その準備や勉強中です!

 

引き続き今後とも、独立系FPオフィス「ライフ・デザイン・ラボ」をよろしくお願い申し上げます!

 

 

今日もありがとうございました。

 

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

サービス内容

ライフ・デザイン・ラボについて