生命保険での貯蓄について

こんにちは


秋田のファイナンシャルプランナー、土田茂です。


今日は終日秋田市内で企業研修講師をしています。

秋田は昨日もかなり涼しく、夏も終わったなーと感じます。

私が一番好きな季節である「秋」がもうすぐそこですね!


さて、今日は生命保険についての私の基本的なスタンスをまとめたいと思います。

保険について相談したいとお考えの方やすでに営業マンから提案されて検討中の方などは

ぜひご参考下さい。


今日は保険の中でも貯蓄にもなる保険について。


まず、「保険」と「貯蓄」は分けて考えること。


よく、保険は貯蓄にもなって一石二鳥!という考えをしている方もおりますが、残念ながら必ずしもそうではありません。


確かにバブル期の保険は「高金利」でそういった印象を持てる商品もありましたし、デフレ(物価の下落)が続いたころは保険でも結果的に良かった時代もありました。


しかし、今は「低金利」「インフレ(物価上昇)」の時代です。


低金利の時は長期固定金利の金融商品である保険での資産形成は圧倒的に不利です。

また、保険ではアベノミクスで政府・日銀がやっている物価上昇政策(2%のインフレ)には勝てません。つまりお金の価値が目減りしていきます。


ですから、私のところに相談に来た方には、保険での運用は基本お勧めしません。

一生涯の死亡保障である「終身保険」も若い方には今必要ないとお伝えします。

※お葬式代はいつ亡くなってもかかるので300万円程度は加入した方がいいという方もおりますが、30年40年先に物価上昇で300万円の価値が下がっていればどうでしょう?

どうしてもという方には変額の保険をお勧めします。


また、終身保険は貯金にもなりますよ!という提案を保険会社の営業マンから受けている方も多いのですが、(最近では学資保険代わりに)確かに払い込み終了まで掛けて受け取れば30年とか40年とか商品によりますが、払込み総額の約1.2倍程度にはなります。

しかし、2%のインフレが仮に30年続けば物価は約1.8倍にもなるのです!

つまりお金の価値は大きく目減りしてしまいます!


更に、そういった終身保険は払込み途中で解約すると元本割れをしてしまいますし、お金を引き出すと金利を払わなければなりません。また、毎月の掛金額も貯金や投資と違い変更ができません。(減額といって一部解約扱いとなります)※更に最近流行りの終身保険には定解約返戻金型といって掛金の払込み期間中に解約すると一般の保険の70%程度しかお金が戻ってこないものもあります。


まとめると「保険で貯金」は


払込み中→掛金を下げれない。お金を引き出すと金利を取られる。解約すると損をする。

払込み満了後→2%程度の物価上昇に負けるので実質お金が目減りする可能性がある。


という契約となることを考慮下さい。

※これは「個人年金」保険も同様です。但しこちらは年末の所得控除があるため他の要素(収入や資産状況など)も考えれば検討に価する場合もあります。


次回は医療保険について私のスタンスをお伝えします。



今日もありがとうございました。


クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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