名目GDP600兆円はどんなサインか!?

こんにちは、

秋田のファイナンシャルプランナー、土田茂です。


さて、今日は先日安倍内閣が掲げた目標「名目GDP600兆円」について。


自民党総裁選にて再選された安倍総理は、アベノミクスの「新3本の矢」として

①希望を生み出す強い経済

②夢を紡ぐ子育て支援

③安心につながる社会保障

を掲げました。


この中でももっとも大切なのは言うまでもなく①で、経済が強くなれば(お金があれば)②も③も実現可能となりますし、逆に①がダメなら②や③は実現不可能でしょう。


そして、①の具体的な目標は「名目GDPを600兆円にする」ことです。

2014年の名目GDPは約490兆円ですから、これは相当高いハードルと言えるでしょう。


安倍首相は目標達成時期を明言していませんが、内閣府の想定する名目GDPの伸びは3%ということで、池田信夫さんがグラフにしています。(下図)


ご覧下さい。

これから毎年3%の名目GDPの伸びとは過去から考えると、とんでもない伸びです!

もしこれが実現すると2022年には目標を達成できます。


こんなの不可能では!?と思う方が大多数かと思います。


そりゃそうですよね、日本はどんどん人口も減って高齢者が益々増えるわけですし、現役世代も増税や社会保障負担が増えて手取り収入が減るわけで、GDPの約6割を占める個人消費がグングン伸びるという期待は薄いと思います。


ではこの「第一の矢」を達成するために安倍政権がやろうとしていることは何でしょうか?


池田信夫さんは3つあげています。※下記青字は引用です

  1. 財政支出を毎年3%拡大する:乗数効果が1としても、政府支出が100兆円増えれば名目GDPは100兆円増える。
  2. 毎年3%のインフレを起こす:これは量的緩和では不可能だが、首相が「財政再建はやめて国債を無限に発行する」といえば、金利上昇で起こるかもしれない。
  3. 中国方式:内閣府のGDP統計の集計方式を変更して毎年3%ずつ引き上げる。


要約すると

1.日本が更に借金をして財政支出を増やす

2.物価を強制的に上げる(しかも3%!アベノミクスより1%高い!)

3.集計方法変更(数字だけいじる!)


池田信夫さんは※下記青字は引用です

このうちもっともコストが低いのは3だが、ばれるとフォルクワーゲンみたいな大スキャンダルになるので、1に近い政策がとられる可能性がある。一般会計歳出が200兆円にもなると財政が破綻するので、2も起こるから一石二鳥だ。ただしインフレが3%で止まる保証はない。

池田信夫さんのブログ


としています。

しかし、1を本気でやったら円はどうなるのでしょうか?1ドル300円とかなってもおかしくない!

そうなったら物価上昇は3%では収まりませんね(汗)

日本はどうなることやら…


そういう訳で、今後も益々、私が提唱している「時代の変化に合った家計戦略」が重要度を増しますね!セミナーも来月からどんどん開催しますのでぜひいらして下さい!



日本政府には実質GDP(名目GDPから物価上昇分を引いた数値)を上げるような政策を期待します!


今日もありがとうございました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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