大学費用の準備方法!最新の学資保険は!?(後編)

こんにちは。

 

秋田のファイナンシャルプランナー、土田茂です。

 

 

なぜ学資保険では不十分なのか?

 

目的をあくまで「大学費用の準備」として考えたときに、大きく3つの問題があります。

 

①金利が低い

これは親世代との大きな違いでもありますが、運用利回りが低くあまり増えません。

実際に加入を検討している方は計算をしてみることをお勧めします。

 

また、各社とも返戻率(払った金額の何%が戻るか。例100万円払って110万円が戻る場合は返戻率110%)を高く見せるためにHPやパンフレットで大きく記載されているのは、短期払いといって5年や10年で払い終え、満期まで運用してもらうプランが多くなっています。当然短期払込みは毎月の掛金は大きくなるので注意が必要です。

 

 

②物価上昇に弱い固定金利商品

日本はアベノミクスによって「物価上昇」を政策に掲げています。様々な要因でまだ本格的に物価上昇してきてはいませんが、政府や日本銀行がそうしようとしている以上無視できません。

そんな中でこれから約20年先の学資を準備するのですから、物価上昇に負けない運用をしたいところです。しかし、学資保険もそうですが、保険商品は基本的に「固定金利」の商品です。金利が高い時に固定されるのは大歓迎ですが、今は空前の低金利時代です。今の低金利で固定されてしまうと将来「物価が上昇」した際にお金の価値が減ってしまいます。

 

※因みに物価上昇率2%(日本政府の目標)で20年間推移するとお金の価値は約70%まで目減りします!200万円満期で受け取っても価値としては140万円程度!物価上昇は怖いのです!

 

③流動性がない

金融用語ですが、換金性の低い商品を「流動性が低い」と言いますが、学資だけでなく保険商品は払っている途中で、例えば離転職や事故・病気(親の介護や看護)等で一時的に働けなくなってしまったりして収入が減ってしまった時でも一時的に支払いをストップしたり減額したりできません。(商品により契約者貸付制度などはありますが金利は掛かります)そのため、解約や一部解約による減額などの対応をしたりせざるを得なくなりますが、当然中途解約なので利回りは減りますし、恐らくほとんどの場合「元本割れ」します。学資保険代わりにと低解約返戻金型の終身保険を提案されることもあると思いますが、この商品は保険の中でも流動性がない商品ですので注意がより必要です。

 

短期払いでも長期払いでもちゃんと満期まで支払いができるかを考える必要があります。

※しかも満期まで支払っても①②のデメリットがあります。

 

 

以上のように3つの理油がありますが、いずれも一昔前まではあまり考えなくてよい時代でした。

①高金利(バブル時代の銀行預金は6%〜8%!当然学資保険も高金利!)

②デフレ(物価下落)時代であり、また社会保険料(年金や健康保険)の負担も低かった

③終身雇用と年功序列(給料が右肩上がり)

という時代では学資保険で用意することに優位性があったと思います。しかしこれからの時代では残念ながら不利な金融商品となっているかもしれません。

 

もちろん、他の資産状況や収入などからみて学資を保険で用意してもいい方もいるかとは思いますが、経験上そんなに多くはありません。

 

奨学金制度や教育ローンにあまり頼らない教育資金の準備のためにも「ライフプランニング」をお勧め致します。

 

今日もありがとうございました。

 

※ブログのアップが遅くなりすみません。書いたのは随分前なのですが、公開処理を忘れていました(汗)

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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