こんにちは
秋田のファイナンシャルプランナー、土田茂です。
先日、今話題の映画「シン・ゴジラ」を観てきました。
「現実VS虚構」
こうサブタイトル!?にありましたが、非常に面白く、怪獣映画としてリアリティとエンターテイメントのバランスが絶妙でした!
いろいろと前半から日本に絶望してしまう要素が多いのですが、後半からは普通に考えたら暗い未来への希望というか、まだまだ日本はやれる!というメッセージが含まれていて気持ちも上がりました!まだご覧になっていない方はぜひ劇場でご覧になって下さい!
※因みに私はもう一回は劇場へ足を運ぶつもりです!
さて、そんな中で今日は「インフレはじわりじわりと迫ってきている!」というまた暗い話です(汗)
セミナーなどでも言っているように、今後の日本(というか世界)はインフレに進んでいく可能性が高いと言えます。
理由は様々ですが、長いスパンで見ればインフレになっていることは明白です。
例えば、昔の映画で100円って大金ですよね?100ドルも大金です。
ただ、そうは言ってもニュースではインフレ率がマイナスになっているからインフレになっていないと言われることもあります。しかし、現実に今もインフレになってきています。
どういうことか?
実は物価上昇率には3種類あります。
①CPI(総合)
②コアCPI(生鮮食品除く)
③コアコアCPI(生鮮食品、エネルギー除く)
の3種類です。
①は良いとして、②は①から生鮮食品を除いています。生鮮食品は例えば今魚の値段が上がっていますが、気候の変動などで漁獲量が上下するため物価上昇を図るには向かないという理由で除いています。③は②から更にエネルギーを除いています。これも国際政治などで生産量が上下しますから変動しやすいものです。ですから、③が一番純粋な物価上昇率を表します。そのため通常はインフレ率を測るのに用いるのは③のコアコアCPIです。
ですが、日本ではどういうわけか②のコアCPIを用いています。
そのためエネルギー価格の影響を受けるわけで、2016/7月はマイナス0.5%という数字になりました。
では、国際的に通常使われる指標である③コアコアCPIはどうでしょうか?
実は同じ7月の発表値は0.3%のプラスです。
確かに政府目標の2%からは随分と差がありますが、物価は上がっています。
また、2014、2015年度もそれぞれ1.8%,1.0%と上がってきています。
ですから、物価は着実に上がってきていることは間違いありません。
※まだまだ小さい数値ではありますが
インフレはよく「サイレントキラー」と言われます。
少しずつの変化なので気付きにくく、気づいた時にはもう時すでに遅し!という怖い例えですね。
「来るか来ないかわからないから備えない」ではなく
「来ても来なくてもどちらでも良いように備える」が良いのではないでしょうか?
将来のインフレにも備えたい!という方はぜひセミナーや個別相談にお越しください!
今日もありがとうございました!
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