投資タイミングの難しさ

こんにちは。

 

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

今年の冬は雪も少なく非常にすごしやすい冬でしたね。

今月は山形への出張が多かったのですが、山形市でも雪がほとんど降らず移動途中の湯沢や新庄市の雪の多さとは対照的でした。毎年この程度の冬なら良いのですが…

 

さて、今年1月の投資信託の販売が10年ぶりの低水準であったという日経新聞の記事がありました。

理由としては株価が急落したためということですが、「安く買って高く売ると儲かる」ということから考えるといかに人間の思考が合理的でないかがわかりますね。(もちろんこれからもっと下がると思って買えないのですが)その反面、上昇相場だと「まだ上がる」と思って買ってしまう方が多く、投資のプロが売るタイミングで素人が買うと言われる訳です。

 

こういった心理からも、一見合理的と思える「下落した時に買う」ことのハードルが意外にも高く、非合理的な上昇時についつい買いに行って相場の天井を掴まされることになり、「投資はやっぱり怖い」という結論になってしまう方が多くなるのですね。

 

以前のブログにも書きましたが、私の事務所にインターネット経由で資産運用相談申込みをされる方は相場の上昇時に多く、その多くは初めて投資に興味を持った方々です。

そしてそのきっかけは「銀行に行ったら投資信託を勧められた」「友人(知人)が投資をしていて得をしたと言っている」という方が多い印象です。ですので相場が急落した昨年10月以降はそういったインターネット経由での資産運用の相談依頼はめっきり少なくなりました(汗)

 

つまり、投資初心者の方が投資を始めようとするタイミングは得てして相場の天井付近の段階が多く、相場の下落で底に近いなどの良いタイミングでは投資初心者にとっては興味の薄い時期といえるようです。

 

ですから、私がお勧めしているのはタイミングを読まない「積立投資」です。

 

積立投資であれば一度設定をすると自動的に毎月○○日に買付けをしてくれます。相場を読んだりする必要もありません。

もちろん中には高い時に買付けをしてしまう月もありますが、買付けする価格も大きくはないですし、安い時にも買付けをするので問題はありません。そんな事よりも買付けを毎月行い継続することの方がより大切です。タイミングを読むのは心理的にも技術的にも難しいのです。

 

また、積立投資でも一括投資でもそうですが、タイミングだけでなく「銘柄」も当てに行かないことも大切です。地域や資産・通貨なども分散して投資しましょう。※因みに積立投資と一括投資では投資信託の銘柄も変える必要がありますのでご注意を!

 

という事で、投資初心者や将来の資産形成に投資を活用したい方はまず「積立投資」からスタートされることをお勧め致します。

 

プロのサポートを受けながら投資をしたいという方はぜひご相談下さい。

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今日もありがとうございました。

 

 

 

 

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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