逃げられない世代を読んで

こんにちは。

 

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

今日は最近読んだ「逃げられない世代(宇佐美典也著)」の中で述べられている事について紹介させて頂きます。

 

宇佐美典也さんはTVなどにも出演されている元経済産業省の方です。

 

「逃げられない世代」というタイトルにある通り、ある「世代」に対しての提言本となっているのですが、その世代とは「現在(本が出版されたのは2018年)40歳以下のポスト団塊ジュニア世代」です。(著者もこの世代)

 

ではどんな内容かというと、

 

①日本のシステム(法律や行政システムなど)は昭和型の標準的なモデルである、「男性は正社員になって年功序列・終身雇用環境下で定年まで働き、女性は専業主婦として家庭を支える。そして定年後は退職金と夫婦の年金収入で余生を過ごす」という人生モデルを元に設計されているため、今の社会変化に対応できない。

 

②更に政治家も官僚も短期的視点で仕事をせざるを得ないシステムの上で働いているため、本来考えるべき長期的視点での対策は「問題とはわかっているけど、対策は打たない」という「先送り」が常態化している。

 

③そんな中で日本が抱える「少子高齢化」と「人口減少」問題が「逃げられない世代」に対して容赦なく襲い掛かる(本文中にない表現ですが、分かりやすく言えばこうです)

 

④社会保障としてまず現在日本は多額の国債を発行(以後借金とします)しているが、このペース(年間25兆円の借金増)で試算すると、あと20年程度で借金額が限界になる。その上、後期高齢者(75歳以上)が増加することで社会保障費が膨らみ、2050年~2055年位がそのピークになる。

そのため、消費税はこれから20年程度かけて20%以上になることも覚悟するべき。

更に年金も政府が言っている「所得代替率50%」(現役時代の収入の50%は年金で支給するという事です。因みに今は60%程度)も守れず最悪27.7%程度になることも考えて、現役時代の15~25%程度の収入を確保する術を持つべき。

⑤安全保障を考えると、台頭する中国の脅威を考えて、アメリカとの同盟を強化することが大切。

中国はアメリカと揉めないなら躊躇なく国境線を変更してくる国であるので、アメリカにも常に脅威を感じさせる国(本文では核兵器はないがいつでも核武装できる技術を持つ国であるべきとあります)でなければならないとしています。

 

ザックリと以上のような内容ですが、ご興味ある方はぜひお買い求め下さい。

 

私としては団塊ジュニア世代も逃げ切れないと思いますが、過去に貯めてきた最後の資産を使いきるのが団塊ジュニア世代という事のようです。

 

恐らく増税もそうですが、社会保障制度の改正(改悪⁉)(医療費が自己負担4割とか高額療養費の限度額が上がる)などもあるでしょうし、年金受給年齢の引き上げ(70歳とか75歳とか)も行われるでしょうね。何れにせよ、「昭和型の標準的な人生設計」で考えると将来大変になるのは目に見えていますね。(これは当事務所でもライフプランニングをすると老後破綻するシミュレーションになる方が多いので明らかです)

 

国家的な安全保障の問題はともかくとして、人口減少や高齢化から予想できる未来にはしっかり対処したいものです。

 

皆様も「昭和型の人生設計」から「平成以降の人生設計」に変えて、安心できる未来を創っていきましょう!

 

 

今日もありがとうございました。

 

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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