量子コンピューターがもたらす未来とは…

 

 

 

こんにちは。

 

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

 

 

今日の日経新聞では量子コンピューターに関する記事が一面トップでした。

 

 

 

日経新聞1019日朝刊

 

量子コンピューターで「超計算」人類の手中に

 

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20191019&ng=DGKKZO51143200Y9A011C1MM8000

 

 

 

以下引用

 

人工知能(AI)などに続く革新的技術として期待される量子コンピューターが「スーパーコンピューターを超える日」が近づいてきた。米グーグルは、理論上の概念だった性能を実証し、最先端のスパコンで1万年かかる問題を瞬時に解く実験に成功したもようだ。米IBMなども研究に力を入れる。急速な進歩はいずれ人類にこれまでにない計算パワーをもたらす。AIの活用や金融市場のリスク予測などを通じ、社会にディスラプション(創造的破壊)を起こす可能性を秘める。

 

引用終わり

 

 

 

記事ではグーグルが「最先端のスーパーコンピューターで1万年かかる計算問題を、320秒で解いた」とあります。※個人的にスパコンで1万年かかる計算問題も気になりますが…

 

 

 

これによって量子コンピューターは「概念として」のレベルから「実証された」レベルになったという事で、歴史に残る成果との事です。

 

 

 

そしてこれが実用段階になると(記事では2040年ごろになっています)、今までは不可能だったことが実現できるようです。

 

 

 

AIによって画像・音声・言語の処理がよりできるようになり、個人の体質に合わせた薬を作り分けるような新しい医療の誕生や、渋滞を起こさないような車ごとの管理ができるようになったり、金融市場のリスク管理に使われたりするそうです。

 

 

 

薬に関しては新薬の開発でも活用されますから、より病気が治るようになり、更に長寿になっていきそうですし、診断でも画像・音声などの認識能力が高まり、病気の診断でも活用されるでしょうから医師不足なども解消されるかも知れませんね。

 

 

 

ということで、量子コンピューターは社会に創造的破壊を起こしそうですが、私が大きく関わる「金融」分野でもそれは起こりそうです。

 

 

 

金融市場での取引は基本的に売り手と買い手がいて成り立っています。

 

 

 

つまり売りたい人がいて買いたい人がいる訳ですが、価格は決まっていません。

 

 

 

そうなると株を売りたい人はなるべく高く売りたいでしょうし、買いたい人は安く買いたいですよね?

 

 

 

ですが、量子コンピュータ-が価格を決定してしまうようなことが起こると、高く売ることも安く買うこともできなくなります。

 

 

 

そうなれば市場の「歪み」は無くなりますので大きく損はしない反面大きく利益も上げにくいでしょう。

 

 

 

また、量子コンピューターは将来予測もして価格決定するでしょうから、短期だけでなく長期的に見ても予想を大きく裏切ることにはなりにくいものとなるかもしれません。

 

 

 

そして、将来性がないと判断された株価は…

 

 

 

まぁどこまで活用されるかはわかりませんが、人間が行うからこその「歪み」が完全に補正されてしまうとすると、金融に限らず様々な分野で問題や一種の寂しさが出てくるかもしれませんね。

 

 

 

いずれにしても、私たちの世界を一変させてしまう可能性が高い「量子コンピューター」がどうなっていくのかも注視していくべきですね!

 

 

 

今日もありがとうございました。

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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