3.11から9年。生命保険加入について

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

 

今週に入っても連日株価の変動が大きく、原油の価格が暴落したのをきっかけに事態が大きくなりそうなところ、トランプ大統領がすぐにカードを切り取り合えずNYダウは25000ドルを回復しました。円安に振れていることもあり今日の日経平均も落ち着きそうです。

 

さて、今日は「3.11」東日本大震災から9年の歳月が流れました。

 

大津波や原発事故(これも地下に発電機を置くなど危機管理不足からでしたね)と、阪神大震災とは違う被害の出方でしたが、犠牲になられた方やまだ避難中の方にもお悔やみ申し上げます。

 

こういった日でもありますので、リスクマネジメントの観点から今日は「生命保険」について書こうと思います。

 

 

私は30歳で外資系保険会社に転職してから保険を現在も取り扱っていますので、もう13年も保険相談を受けていることになります。

 

その間1000人以上の加入保険を見てきましたが、9割以上の方は、私から見て「良い保険にご加入ですね!」と言える状態ではありませんでした。

 

その傾向ですが、掛金は多く支払っている方が多いのですが、必要な保障に加入していない、または保障が不足している状態です。

 

つまり、

 

「要らない保険に加入して多くの掛金を無駄に支払っている方が多い」

「掛金は高いのに、必要な保障を得られていない状態」

 

なのです。

 

 

どうして貴重なお金をその様なムダな保険に使っているかというと、生命保険の加入目的がそもそも理に適っていない方が多くいらっしゃいます。

 

ムダな保険に加入してしまっている理由

  GNPセールスにやられてしまった(汗)

G…義理

N…人情

P…プレゼント

この3つが生命保険営業(保険に限らないのですが)の大きな武器です。

友人や親類などから加入している方、異業種交流会などで仲良くなった保険営業から加入している経営者、毎月何かプレゼントを持ってきてくれるから何となく加入してしまった方。非常に多いと思います。

 

私はこの営業を否定するつもりはありません。しかしだったらせめて加入させる保険くらいはまともな内容にしてあげたら良いと思うのですが、残念ながら「カモ」にされているケースがほとんどです。

  

生命保険は「誰のため、何のため」かを考えて、GNPで加入してよいのかを考えてみて下さい。万が一時で遺族や自分に必要なのは、「仲の良い営業担当」ではなく「必要な保障をカバーする保険」です!

 

  生命保険の役割を勘違いしてしまった

生命保険は「誰のため、何のため」に加入するのか、必要性を考えて加入を検討すべきですが、目に見えない商品でもあり、保険の勉強をしたことがないのが普通なので、勘違いをしてしまいがちです。

 

保険はそもそも、「確率は低いが、万が一なってしまったら人生が転覆するようなリスクに対して、掛金を支払い、そのリスクを保険会社に肩代わりさせるもの」です。

 

生命保険で考えると、若くしての死亡や障害状態で働けなくなってしまった場合には、遺族や自身のこれからの人生のために大きなお金(数千万円単位)が必要になりますから「確率は低いが人生転覆」のリスクと言えるでしょう。

 

それに対して、単純に入院した場合の医療費は、国の健康保険制度の適用範囲であれば、高額療養費の制度もあり大きな負担にはなりにくくなっています。

 

また、お金が貯まる機能のある保険である学資保険・個人年金保険・終身保険などは、低金利の今は全く魅力がない金融商品であり、何年も先に必ず使うお金の準備なので、そもそも保険商品である必要もありません。(貯金や積立NISAiDeCoなどでも用意可能)

 

ですから、保障の必要性で考えれば、「死亡や障害状態に備える掛け捨て保険(掛け捨てなので掛金も安い!)」以外は必要という訳ではありません。実際社会保障制度を知る事で、医療保険も不要と思う方も多くいらっしゃいます。

 

しかし、実際に相談にいらっしゃる方は、掛金の多くを「貯蓄性の保険」や「医療保険」に掛けており、肝心の死亡・障害保障にはあまり重点を置いていない傾向があります。

※これは、分かりやすい(想定し易い)リスクである「入院や長生き」に目が行きやすく、本来考えたくもない「死亡・障害」には目が行きにくいという当たり前の心理があり、だからこそ第三者のアドバイスが必要とも言えます。

 

結果、万が一のための保険が万が一のときの「足りない」ことになってしまうのです。

 

因みに東日本大震災で支払われた死亡保険金は一人あたり約500万円程度だったと言われています。これも足りないと思いませんか?

 

  セールスマンのセールストークに乗ってしまった

これは貯蓄系の保険を売るセールストークに乗ってしまうケースです。

 

万が一など起こる確率は当然低い訳です。

事実、男性の85%以上、女性の90%以上は65歳以上まで生きます。

 

であるなら、役に立つ確率の低い「死亡保障」よりも、長生きリスクに備えましょう!という事で、保障性が低く貯蓄性が高い「外貨建て保険」などを提案してくるタイプの営業マンが多くいます。※残念ながらFPでもこういった確率思考の方が稀にいます(汗)

 

また、死亡保障や医療保険などでも、掛け捨てはもったいないですよね?と言って70歳になったら掛金が戻ってきますよ!などという、「掛金は割高だけど、掛け捨てじゃない」商品を提案する営業マンもいます。

 

理由は、「高い掛金の保険商品を売れば売った営業マンが儲かるから」です。

 

そして、こういった高額な掛金の保険も、何十年も掛けなければ、元本割れするようなものばかりです。今払えても、将来子供が大学進学したとか給料が思ったほど上がらなかった、物価が上がった、増税で手取りが減った、病気療養などの理由で、掛金を支払うのがきつくなってしまう可能性もあります。※実際そういう相談も多いですよ!

 

という事で、掛け捨ては損ですよね!?的な事を言ってくる営業マンにはご注意を!

 

と、これまでの13年の相談からも見える一般的な傾向をお伝えしましたが、いかがでしょうか?

 

わざわざ当ブログを見に来て下さる方には当たり前の事かも知れませんが、これだけ情報が溢れている(玉石混交ですが…)時代でも、この傾向は変わりません。

 

これは、人の心理が影響している事なのでなかなか変わらないでしょう。

GNPセールスは今でも業界最強ですし、人間そもそも自分が死ぬとは思わないものですから…)

 

売る側も、売りやすいもの(相手が欲しがるもの)を売った方が楽ですし、掛金も「死亡・障害」の掛け捨て保険より、高いので売った自分も儲かるという状況なので尚更です。※しかも「死亡・障害」などなる方は少ない=保障が足りない!と文句を言われる可能性も低い!(そもそも死人に口なし(汗))

 

そんな業界なので、残念な事件なども多いのですが、「保険」は安心して生きて行く上で必要なものであり社会にとっても重要なものです。

 

「愚者は経験に学び、賢人は歴史に学ぶ」とビスマルクは言っていますが、保険は経験してからでは加入できない商品です。

 

3.11や身近な方の例(私の場合は早逝した両親から学びました)からも、万が一のリスクマネジメントとして「保険」の活用を考えてみてはいかがでしょうか?

 

提案されている保険のセカンドオピニオンなどもぜひご相談ください。

※初回無料面談時に保険証券や提案書などお持ちいただければ診断しますよ!

 

お問合せはこちらからどうぞ。

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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