この人事、年金運用や保険制度への影響は?!

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

オリンピックが延期になってしまいましたね!

国内のコロナ感染も拡大していますが、海外の感染拡大が大きく、とてもオリンピックを開催できる状況ではなかったので仕方ないと思いますが残念ですね。

 

新型コロナで自粛が続いていますが、東京の方から、「自粛疲れもあり、3連休は結構人が出ていたし、マスクしていない方も多かった」と聞き、少し危機感も緩んできたのかなと思っていました。

 

そうしたら今週の東京での感染者増加という結果が出ており、3連休中の自粛疲れ外出からの拡大に繋がらなければ良いと思っております。※潜伏期間2週間と考えると学校の始業に重なることも心配…

 

秋田では感染拡大はありませんが、引き続き気を付けてできることをしていきましょう!

 

さて、昨日の日経平均は大幅に上昇し、1204.57円高の18092.35円となりました。

また、今朝のNYダウも2112.98ドル高の20704.91ドルとなり、欧州市場も軒並み上昇。日経平均の先物も19000円以上の値を付けて、株価の下落は止まったかに見えますね。

 

とはいえ、今回の新型コロナによる景気への影響が止まった訳ではありませんので、このまま安定するかは分かりませんが、下落幅が大きかったこともあり少し鎮静化するかもしれません。

 

そんな中ですが、今日は2つの人事についての記事を紹介したいと思います。

 

日経新聞3/23Web版 「GPIF理事長、宮園氏を起用 農林中金出身」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57139850T20C20A3EA1000/

以下引用

厚生労働省は23日、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の新理事長に企業年金連合会の宮園雅敬理事長(66)を充てる人事を固めた。宮園氏は農林中央金庫出身で、巨額の農協マネーを運用する組織の運営を担ってきた。41日付で就任する。

引用終わり

 

日経新聞3/25朝刊 「米アフラック社外取締役に森前金融庁長官が就任へ」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200325&ng=DGKKZO57162340U0A320C2EE9000

以下引用

森氏は201518年に金融庁長官を務めた。金融機関を厳しく監督・処分する従来の金融行政を改め、顧客本位の業務運営を徹底するよう金融機関に求めていた。

米アフラックは日本のアフラック生命保険の親会社だ。日米を中心に事業展開しており、売り上げの7割、利益の8割を日本で稼いでいる。日本郵政が米アフラック株の取得を進め、郵便局ネットワークでがん保険の販売を手掛けるなど関係を深めている。

引用終わり

 

我々の年金資産約168兆円(2019年末時点)を運用している「GPIF」の理事長に農林中金出身の宮園氏が起用という記事ですが、農林中金と言えば、リーマンショック時にもこんな記事がありました。

ダイヤモンドオンライン 2009/1/9 「1兆円を超えた農林中金の含み損!」

https://diamond.jp/articles/-/1944

 

現在も「CLO」という高利回りの債券商品を約8兆円も保有しており、ブルームバーグの記事でも

ブルームバーグ2019/10/25CLOの火薬庫、くすぶる危険性」

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-25/PZTSZH6JTSE801

以下引用

ローン担保証券(CLO)はウォール街の魔術が編み出した金融商品の1つで、数十年前から存在している。よく似た債務担保証券(CDO)と同様に、高リスクの債権をまとめてパッケージ化するためのツールだ。

  CDOと異なり、 CLOはほぼ無傷で金融危機をくぐり抜け、その後の10年間にブームになった。この期間に3兆5000億ドル(約380兆円)という過去最大規模のプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社による買収と、米国の超低金利を背景とした投資家のリスクテーク意欲に後押しされ、CLO市場は2010年に比べ2倍以上の6600億ドル規模に成長した。信用度が低めの借り手に安価な資金を豊富に提供することで、CLOは米史上最長の景気拡大に寄与した。

  しかし、20年にリセッション(景気後退)入りする可能性が高まるのに伴い、信用格付け引き下げがCLOによるレバレッジドローン一斉売りをもたらすリスクがある。多くの企業が借り換え困難に見舞われ、存続が脅かされる恐れもある。

引用終わり

 

としているように、結構リスクの高い運用をしているのが農林中金です。

 

その農林中金出身の理事長就任に合わせて、GPIFの基本ポートフォリオが変更されるようです。

日経新聞3/25朝刊 「GPIF、外債比率10ポイント引き上げへ」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200325&ng=DGKKZO57161690U0A320C2EA1000

以下引用

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は資産構成の見直しで、外国債券の比率を10ポイント引き上げて25%とする方針だ。超低金利政策のため国債の投資収益が低迷しており、利回りの高い外債に資金を振り向ける。外債を買い増すことで円安要因となる可能性がある。25%ずつとしている国内外の株式は現状を維持する。

引用終わり

 

もちろん「外債比率を上げる=CLO」を買うではありませんし、外国債券15%で国内債券35%だったものを25%に揃える話なのでこれ自体は問題ありませんが、タイミングがあまりにも…

 

 

そして、アフラックの社外取締役に森前金融庁長官の就任ですが、日本郵政との業務提携もあり記事にもある通り、「売上の7割、利益の8割」を日本で稼いでいるアフラック。

 

昨年交わされた日米自由貿易協定では金融に関する事項もあり、これを見据えたアフラックの戦略としての「金融行政改革を率いた大物長官(記事より引用)」の登用なのでしょうが、これがどんな影響をもたらすのか…

 

この人事からも、どういった情報を読み解き、それをどう活かすのかが大切ですね。

 

 

新型コロナや金融危機、経済低迷など不安が重なっている状態ですが、そういった時こそ何事も行動あるのみと思います。

 

悩んで考えていても何も変わりません!

 

私もこういった状況も結果的にプラスだったと思えるような、未来に向けた行動をしていきたいと思います!

 

今日もありがとうございました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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