FP業界でも起こっている時代の変化!

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

今日はオンラインで㈱キャピタル・アセット・プランニング社のファイナンシャルプランナー向けシステムについてのセミナーに参加させて頂きました。

 

セミナーでは、まずFPの本場であるアメリカにおけるFPビジネスの流れについて解説があり、ロボアドバイザーによる運用アドバイスは無料化が進み、日本のロボアドバイザー(ウェルスナビやテオ等)の様な有料のシステムには既に陰りが見えているようです。

 

その一方で伸びているのは、「ロボアド+人間(FP)」のハイブリッド型FPで、そのアドバイスは「ゴールベースプランニング」であり、利回り何%とかではなく、「顧客の将来的な夢実現に向けた資産管理」を目標にしたアドバイスとなっています。

※以前も取り上げましたが、こういう本もあります。

 

「お金はあくまでも手段であり目的ではない」という言葉はよく耳にしますが、では具体的に何のための資産形成なのか?と聞いても意外に漠然とした回答(老後心配とか)しか出てこない方が多いのではないでしょうか?

 

ですので、このゴールベースプランニングでは、まず「目的」を具体化し、その為の手法として資産運用をするという考え方なので、理に適った手法といえます。

 

 

そこで、今回紹介されたシステムは、この「ゴールベースプランニング」を行うためのもので、簡単に言えば、将来の夢実現のために、ライフイベント(夢)に具体的な時期と金額(いつ・いくら)を入れ、更に優先順位を付けて、それを実現するための資産運用方法を構築するというものです。

 

面白いなと思ったのは、各ライフイベントに対しての達成確率を出してくれる機能で、資産運用手法を変えたり、優先順位を変えたりするとその達成確率も変化していきます。

※運用成績に関してはあくまでも過去統計からの分析ですが…

 

この機能を使うと、資産運用に投資を組み入れるのと組み入れないのでは確率的にどうかというものが出てくるので、より伝わりやすいかなと思いました。現状のFPソフトだとグラフでは出てきますが、達成したい夢の優先順位や運用を絡めた場合との比較も数字を入れ替えする必要があり、運用の不確実性(上手くいくか失敗するか)については比較検討するのが難しいなど欠点も多々ありますのでその辺はかなり改善されそうです。

 

また、資産運用に関しても、自動でどういったものに投資したらよいか(ポートフォリオ)の診断もしてくれます。あとはFPがそこにどんな商品を組み込むかを決めるという流れになるのでしょうが、ここには少し違和感がありました。

 

理由としては、あくまでも過去の統計データで提案してくるので、安定的に運用であれば債券投資中心の提案になりますが、昨今の低金利で債券投資の利回りは更に低くなっていたり、株式と債券は逆に動く(株が上がれば債券が下がり、株が下がると債券は上がる)という、投資の教科書的な動きも最近ではなくなってきたりと、過去のデータからは予測できない事も起こってくる時代です。

 

そういったところこそ、過去データの分析に強い「ロボアド」と変化に柔軟に対応できる「人間」の強みを合わせた「ハイブリッド」なアドバイスが必要だろうと思うところです。

 

6月頃に資産運用の相談の中で、「トヨタ株を買えるだけ買っておけば将来も安心ではないですか?」と言われたことがありましたが、その際に、「トヨタと言えど時代の変化についていけなければどうなるか分かりません。例えば電気自動車になると、過去の技術(エンジンやミッションなど)や資産(工場や人材)よりも、新しいシステム(インターネットやソフトウェア)を開発した者が勝つ可能性もあり、テスラなんかはその最たる例かも知れません。勿論トヨタも頑張っていますし勝負は分かりませんけど。」と話したのですが、その数週間後にはテスラが時価総額でトヨタを抜いてしまいました…。こういった変化も過去データにはないことですし、自動車で世界一の時価総額の企業が、主要株価指数であるS&P500にも入っていないということもこの変化スピードを表しているのではないでしょうか?

 

これからの時代は更にスピードを上げて変化していくでしょう。

 

そんな時代だからこそ、「選ばれるFP」を目指して努力はもちろん、技術で補ってもらえるシステムにも投資して、「ハイブリッドFP」に進化する必要性も感じたセミナーでした()

 

 

今日もありがとうございます。

 

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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