こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
東京の桜も満開になっているようですね!※とはいえ今年も東京の桜は観られませんが…
秋田も春らしい天気ですが、桜の頃にコロナが流行らないことを祈るばかりです。
さて、日本でも少子高齢化による社会保障問題や一昨年の「老後2000万円問題」などの将来不安(主に老後の資金不安)から、資産運用を始める方が急増していますが、資産運用=難しいと思っている方や、「餅は餅屋」でプロに任せたいと思っている方には「独立系金融アドバイザー(IFA)」という選択肢もあります。
私もIFA業務も行っておりますが、今日の日経新聞にこんな記事がありました。
日経新聞 3/23 Web版 「独立系の運用助言急拡大 預かり資産3兆円、5年で2.7倍」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70223480S1A320C2EE9000/
以下引用
独立系金融アドバイザー(IFA)の存在感が高まっている。提携先の証券会社でIFA経由の預かり資産がこの5年で2.7倍に膨らみ、3兆円の大台に達した。「ノルマ営業」から脱し、担当者が長く付き合って資産形成を後押しする営業モデルが広がり始めている。ただ、全体としてはまだ玉石混交で、業界ルールの整備と徹底など課題も残されている。
引用終わり
銀行や証券会社など金融機関に所属していると、当然ながら「ノルマ」があります。
金融機関としてみれば、高い人件費や広告費、建物などの設備費用など膨大な費用が掛かるので、社員(特に営業)に対して「数字」を求めます。これは金融に限ったことではありませんし、企業としてはそうしないと存続できないので当然ではあるのですが、他の業界と違い、金融業界は「商品の形が見えにくい」という特徴があります。
買う側にとっても「商品の形が見えにくい」ので、〇〇銀行や〇〇証券といったブランドや、その営業の方の人柄などを信じて買うケースも多くなり、商品を購入する上で肝心な「自分に必要なものか」「自分が欲しいものか」「自分に合っているのか」という他の商品では当たり前に検討することを重視しない傾向が強くなっています。
また、販売側と購入側の「知識格差」が大きいので、悪い言い方をすると「騙しやすい」のも事実です。
そして、そういった特徴を悪用して手数料を稼ぐ営業手法が横行してきたこともあり、「投資商品=詐欺商品」「投資はギャンブル」などという偏見が広まってしまったのも事実です。
そういった営業手法はお客様のためにならないという事もあり、金融機関から独立して、「顧客本位」の営業をしたいという方も増えており、「独立系金融アドバイザー(IFA)」として活動をしているのですが、記事の通り、5年で2.7倍もの資金が集まるような結果となっています。
私も秋田で数少ないIFAとしても活動していますが、金融機関の営業と違う点はいくつもあり、その中でも一番違うのは「ライフプラン」ありきという事だと思います。
ライフプランを立てることで、「いつ」「いくら」必要かが分かるので、それに向けた資金計画を立てられるのですが、その際に、その金額を作るのに必要な「利回り」も計算できます。※IFAの世界でも「ゴールベース資産管理」といってゴールからの逆算をします。
例えば30年後に2000万円必要とすると
2000万円÷360か月=55,555円を毎月貯める必要がありますが、毎月3万円が貯める限界なら約4%/年の利回りが必要になりますし、毎月4万円できるなら約2.1%/年程度の利回りで達成可能になります。
しかし、4%や2%の利回りを確保できる「元本保証」の金融商品は残念ながらありません。
ですから、その必要な利回りに応じた「適正なリスクのある金融商品」を選択する必要がありますが、こういった「当たり前」ともいえる基準で金融商品を選択してくれる専門家がほとんどいないのが現状です。
また、例のような「30年」というスパンで人生を考えたときに、様々なリスクもあるので、そういったことも考えながら運用商品や保険・住宅ローンといった「金融商品のバランス」を取る必要もあります。
一般的には投資・保険・ローンなどバラバラに見える金融商品も、「あなたの人生を良くするため」の道具ですから目的は一緒なはずです。
であれば、「ライフプラン」という目的をはっきりさせた上で、目的に合った金融商品を活用することがベストですし、それが、私がよく使う言葉ですが「お金の効率化」に繋がります。
ここまで読んで頂いて、「それいいね!」とか「やってみたい!」と思った方はぜひ、独立系金融アドバイザー(IFA)でもあり、独立系ファイナンシャルプランナー(IFP)でもある当事務所へご相談下さいね(笑)※Iはインディペンデントの頭文字です。
ご自分でやってみたいという方はこちらもご参考下さい。
今日もありがとうございました。