SPACブームから考える「人生に必要な投資」

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

昨日取り上げた「SPAC(特別買収目的会社)ですが、今日の日経Web版にこんな記事がありました。

 

2021//15 日経Web版 「米新興EV淘汰の波 過大な計画あだ、SPACブームに水」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN151670V10C21A6000000/

 

以下引用

米国の電気自動車(EV)業界に淘汰の波が押し寄せはじめた。受注台数の水増し疑惑に揺れる米ローズタウン・モーターズは14日、創業者らが経営から退いたと発表した。誇大宣伝疑惑に見舞われた米ニコラに続く新興EV銘柄の失速は、合併を通じて各社に株式市場の資金を送り込んできた特別買収目的会社「SPAC」の上場ブームにも水を差す恐れがある。

米ゼネラル・モーターズ(GM)が2019年に閉鎖した米オハイオ州の工場を引き継ぎ、219月からピックアップトラック型EVの量産を計画していたローズタウンは14日、創業者で最高経営責任者(CEO)のスティーブ・バーンズ氏とフリオ・ロドリゲス最高財務責任者(CFO)がそろって辞任したと発表した。

受注件数の水増し疑惑などで量産を始めるための資金調達が難航し、68日には「継続企業の前提」に疑義が生じたと米証券取引委員会(SEC)に届け出ていた。2010月にSPACとの合併で上場した同社の株価は14日、212月に付けた最高値から7割超安い9ドル26セントまで下げた。

引用終わり

 

SPACは未上場会社の買収ありきで上場し、買収後に合併することで、未上場企業が上場しやすくなるというものです(かなりザックリです!)が、一般的な新規株式公開(IPO)では将来の業績見通しを開示できないのに対し、SPAC経由の上場では将来の業績見通しを具体的に示すことが可能です。

 

それをある種「悪用」して誇大広告ともいわれる将来見通しを喧伝する企業が後を絶たないようです。

 

今回の記事である「ローズタウン」社は新興のEVメーカーであり、その業績見通しは、「テスラ」を超えるものだったようで、それを鵜呑みにしたSPACに買収され上場し多額の資金を集めていましたが、予約台数として発表していたほとんどが「架空」の注文だったと投資会社のリサーチでばれてしまったようです。

 

M&Aでも買い手企業は売り手企業のリサーチ(デューデリジェンス)をしっかりと行わないといけないのですが、未上場企業の実情をしっかり把握するのは非常に難しいところもあり、また、SPACの場合は設立ご2年間の内に買収するという制約があるので非常にリスクが高いと思います。

 

こういった事態を受けて、SPAC投資をしている投資家は「大やけど」をしています。

 

ウォールストリートジャーナル 2021//20 「SPAC人気、冷え込みに拍車 個人投資家は大やけど」

https://jp.wsj.com/articles/spac-selloff-bruises-individual-investors-11621453847

 

以下引用

 特別買収目的会社(SPAC)やSPACを利用して上場した企業の株価が急落する中、つい先日までの注目セクターに殺到した個人投資家は大きな痛手を負っている。

 SPACとの合併を通じて上場した企業のほか、まだ企業を買収していないSPACをカバーしているディファイアンス・ネクスト・ジェンのSPACディライブドETF(上場投資信託)は、ここ3カ月で約30%下落し、一時は6カ月ぶり安値に沈んだ。電気自動車(EV)電池企業のクアンタムスケープや宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックなど、セクター関連の人気銘柄はこの期間に50%以上急落した。EV新興企業ルシッド・モーターズや消費者向け融資を手掛けるソーシャル・ファイナンス(ソーファイ、SoFi)など、話題の企業を上場させたSPACも売りを浴びている。

引用終わり

 

派手な動き(上昇)をする投資商品は非常に注目を浴びますが、しっかりと中身を精査し、「投資する目的」を考えた上で商品選択をしないと、記事の通り「大やけど」をしてしまいます。

 

私の様な「独立系ファイナンシャルプランナー」や「独立系金融アドバイザー(IFA)」はそういった「派手」な商品で「人間の嗜好性」に訴えて商品を売る事が仕事ではありません。

 

お客様の「目標」にとって「必要な投資商品かどうか」を見定めて提案しています。

※たまに、そういった商品ではなくて、「もっと儲かる、刺激的な商品」を求める方もいらっしゃいますが、それはあくまでも「趣味」で収まる金額(簡単に言えば全額無くなっても良い程度の金額)でお願いしています()

 

「人生に必要な投資」と「人生に不要な投機(ギャンブル的な投資)」の判断を第三者のアドバイザーとして提案することも独立系FP(独立系金融アドバイザーIFA)の価値の一つです。

 

そういったアドバイザーがいれば安心だなと思って頂けるかたは是非お問合せ下さい。

 

今日もありがとうございました。

 

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

サービス内容

ライフ・デザイン・ラボについて

NPO法人日本FP協会HP内の

私のページはこちらからどうぞ