物価上昇率>金利が続くとお金は腐っていく!?

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

東京オリンピックもいよいよ今日が開会式!いろいろとゴタゴタがありましたが無事閉会式を迎えられるとよいですね!

 

新型コロナの影響で経済対策を打つ中で世界の中央銀行が総資産を拡大しています。

 

金融緩和や財政出動をして景気や雇用、消費や投資を下支えする目的ですが、なんとすでにリーマンショック時の4倍もの総資産に拡大しています。

 

そんな中で世界の中央銀行はどんな政策を取っていくのかが注目されているのですが、ユーロの中央銀行(ECB)の理事会が22日行われました。

 

日経新聞 7月23日 朝刊 「ECB、超低金利を継続 物価2%超容認へ指針変更」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB216420R20C21A7000000/

 

以下引用

【ベルリン=石川潤】欧州中央銀行(ECB)は22日開いた理事会で、金融政策の先行き指針(フォワードガイダンス)を変更し、より長く超低金利政策を続けることを約束した。8日に公表した金融政策の戦略検証で物価目標をこれまでの「2%未満でその近辺」から「2%」に修正し、物価上昇率の一時的な2%超えを容認したことを受けた措置だ。景気を支えるため粘り強く緩和を継続する。

声明文によると、ECBは物価が近く2%に到達し、その後もしばらくその水準にとどまると判断するまで、政策金利を現在の水準かそれ以下にとどめる。物価の基調の改善も利上げの条件となる。さらに「一時的に物価上昇率が目標をある程度上回る」ことを容認する姿勢も示した。

引用終わり

 

物価の上昇率が2%で超低金利の継続ですから、家計にとっては、買い物をする上で物価が上がっていくのに、超低金利で預貯金や保険商品での資産形成は難しい(物価上昇率>金利なので実質上のお金の目減り)状態が続きます。

 

尤もヨーロッパの方々は資産形成に株式や投資信託などを活用しているのでその比率を高めればよいと思いますが、リスクを取る必要性が高まっているのは事実です。

 

日本でも物価上昇>金利が続いており、銀行預金や個人年金保険などで資産形成をしても物価上昇より利息が低い「資産の目減り」状態。お金を貯めているつもりが、実はお金が腐っていくようなもので非常に怖いですね…。

 

日本人はヨーロッパやアメリカ人などと違い、リスクを避けて「投資」はあまりしていないのですが、それでは将来資金が不足するリスクを取ってしまう結果になってしまいます。

 

ですからまだ投資デビューしていない方は、安心できる将来のためにも早めに自身の家計に「投資」を取り入れると良いでしょう。

 

とはいえ、何を買っても良い訳ではなく、記事の最後にある通りなので引用すると

以下引用

危機の局面では潤沢な資金供給が欠かせないが、あふれたマネーは株式や不動産、低格付け債(ジャンク債)などの価格を実力以上に押し上げかねない。超低利の資金が効率の悪い投資やゾンビ企業の延命に向かえば、中長期的な国の成長力をむしばむことにもなる。

引用終わり

 

この様に、実力以上の価格になっている資産を買ってしまうと、思わね暴落に見舞われることもあるかも知れません。

 

ですから、「投資」を家計に取り入れるためにはある程度の勉強も必要です。

 

今も将来も安心できる家計づくりのために「投資」について

 

ご自身で勉強したい!という方はこちらもご参考下さい。

 

専門家と一緒にという方はぜひこちらからお問合せ下さい。

 

今日もありがとうございました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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