大きな変化に適応するために必要なものとは?

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

暑さも秋田では和らいで過ごしやすくなりました。

とはいえ全国的に暑い夏であり、これも温暖化の影響なのか分かりませんが大雨など異常気象が続きますね。地球規模の大きな変化には逆らえませんし、自然にはやはり敵わないですね。

 

この様な大きな変化は地球環境だけではなく、私たちにも起こっています。

 

今日はそんな記事を紹介したいと思います。

 

2021//12 日経新聞 Web版 「倉庫作業員が先端IT取得 Amazon、人材磨き生産性向上」

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC141HT0U1A710C2000000/

 

以下引用

米アマゾン・ドット・コムは5月、社内研修プログラム「アマゾン・テクニカル・アカデミー」を77人の従業員が「卒業」したと発表した。倉庫作業員などが9カ月間の専門カリキュラムを受講。ソフト開発エンジニアに必要なスキルを身につけた。クラウドサービスの「AWS」など最先端の部署に配属され、給与も倍増する見通しだ。

 

コンシューマー部門トップのデイブ・クラーク氏は「新たなスキルの習得は卒業生の人生を異なる軌道に乗せた」と祝福した。

アマゾンは2019年、25年までに約10万人の従業員のリスキリング(学び直し)を実施する方針を表明した。創業者のジェフ・ベゾス氏が掲げた「地球上で最高の雇用主」になるとの目標に向け、人材投資に合計7億ドル(約800億円)を投じる。社内でも広がる格差批判に配慮した面もありそうだが、主な目的は高スキル職種への人材移動を通じた生産性の向上だ。

 

20年の世界経済フォーラムの調査では、従業員に新たなスキルの習得を期待する経営者の比率は18年の65%から94%に上昇した。新型コロナウイルス禍の影響もあって業務のデジタル化が加速しており、対応を誤ればグローバル競争で後れを取るとの危機感が背景にある。英PwCや米IBMもリスキリングへの大型投資を公表している。

学び直しを急ぐ世界の企業がこぞって扉を叩くのが17年設立のカナダ企業、スカイハイブだ。独自の人工知能(AI)技術で従業員のスキルをデータベース化し、企業が目指す事業展開に必要なリスキリングのコストや時間を分析するサービスなどを手掛ける。

引用終わり

 

記事では、Amazonの倉庫作業員にITスキルを「リスキリング」させ、生産性を高め「給与を倍増」させている事例を掲載していますが、世界の企業経営者は従業員を時代の変化に対応でき、自社の生産性を高められる人材に育成することに力を入れているようです。

 

世界のCEOがリスキリングに認める効果として、トップに「従業員の愛社心や企業文化の強化」を挙げており、その効果が自社の国際競争力を高めると判断して、どんどんリスキリングに予算を掛けているのかと思うと、昔日本が「Japan as NO.1」と言われた時代の企業と従業員の関係を彷彿させると感じてしまいます。※私はその頃まだ10代で働いてもおりませんが、終身雇用・年功序列だけでなく、愛社心や企業文化への誇りが日本企業にあったのだと推察します。

 

逆に日本では、終身雇用・年功序列は「経営にとって悪」とさえ見做されているところもあり(勿論弊害もありますが)、それと共に「従業員教育への出費」にはあまり積極的でない企業が多く、従業員が個人的にスキルを磨く以外に時代に適応した人材になるのは難しいというのが現状の様で、記事中にも、「労働者一人当たりに掛ける職場外訓練と自己啓発支援は年平均16千円にとどまる」とあります。

 

その中でキャノンの御手洗会長兼CEOは「終身雇用の日本では教育で人材競争力を高めるのが合理的」(記事中から引用)として、外部から講師を招き就業時間を使ってリスキリングを進めているようです。

 

記事の結びでは「リスキリングはコストではなく、未来への投資と位置づける発想の転換が必要になる」としていますが、日本企業の多くが人件費を固定費の最たるものとして削減する方向で動いてきました。この流れがどうやら世界からみて「ガラパゴス」なのかも知れませんし、それが日本の停滞や衰退を招いた原因の一つかも知れませんね。

 

とはいえ、あなたの会社が人材教育してくれないからと嘆くのではなく、ご自身の「未来への投資」として、「リスキリング」をしてみてはいかがでしょうか?

 

私もお盆期間を利用して「リスキリング」を行います()

 

何をリスキリングしたら良いかわからない!という方は、もしかしたら「ライフプラン」を立ててみると見えてくるかも知れません。

 

ライフプランをご自身でという方はこちらをご参考にしてみてください。

 

プロと一緒にという方はこちらからお問合せ下さい。

 

何れにしても、やはりダーウィンの格言

「生き残ったのは、最も強いものでも、賢いものでもなく、変化に適応したものだ」

の通りで、変化に適応できるようにしたいものですね!

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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