今後も低成長の日本でどう将来に備えるか?

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

大谷選手がMVPに満票選出されましたね!本当に凄すぎです!

今年はコロナ禍の日本において大谷選手のホームランやピッチングは明るい話題でした。来季も怪我無く素晴らしい活躍をして欲しいですね!

 

さて、昨日政府が経済対策として55兆円という過去最大の予算を決定しました。

規模を見れば凄い金額ですが中身はどうでしょうか?

 

日経新聞202111月20日 Web版 「成長投資、米欧に劣後 経済対策55兆円の2割止まり」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA18EBL0Y1A111C2000000/

以下引用

政府が19日に決めた経済対策は財政支出が55.7兆円と過去最大に膨らんだ。世界的にも遜色ない規模とするが、成長を意識した戦略は全体の2割程度にとどまる。新型コロナウイルス禍が収束した後の競争をにらみ、米欧では再生可能エネルギーのインフラ整備など複数年の投資計画が走り出す。日本も無駄を削減しつつ、環境・デジタルなど成長分野に集中するメリハリが求められる。

引用終わり

 

日経新聞20211120日 Web版 「経済対策、膨張55兆円 これで日本は変わるのか」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA196Z10Z11C21A1000000/

以下引用

未来を切り開くのか、過去に戻るのか。どちらを向いているのか分からない経済対策だ。

岸田文雄首相が「数十兆円規模」といっていた対策は、ふたを開ければ財政支出だけで55兆円に膨らんだ。「過去最大」という見かけにこだわり、使い道をよく考えないまま額を積み上げたとしか思えない。

かつて何度も見てきた光景のような気がする。バブル崩壊後、歴代政権は繰り返し巨額の経済対策を打ち出してきた。どれもうまくいったとは言えない。日本が歩んだのは「失われた20年」という停滞の時代だ。

引用終わり

 

と、この様に少なくとも日経新聞には批判されています。

批判の中心は「成長せずに借金だけが膨らむ」ことであり、欧米と比較して成長戦略に対する投資が少ないことを指摘しています。

 

私も個人的には、日本政府の借金問題は自国通貨建ての国債発行であり、現状では破綻リスクなどの財政問題はないと考えていますが、経済成長しない上に無駄な支出が多いことを踏まえると、流石に将来的には問題になると思っています。

 

また、心配なのは、コロナ禍で財政出動した分、後で増税となることですが、住宅ローン控除の見直しや金融所得課税の増税、炭素税など既に増税が議論されています。

 

経済が冷えている中で増税されれば益々個人消費も減り日本の成長は更に難しくなるでしょう。記事では「失われた20年」としていますが、実際は30年間成長していない訳で、このままいけば「失われた40年」を目指すことになり、その時日本はどうなっているのでしょうか?

 

コロナ禍でもあり難しい舵取りではあるのでしょうが、岸田内閣には日本の未来が明るくなるような政策を立案・実行して頂きたいものです。

 

とはいえ、政府に期待はしても、コントロールはできません。

 

私たち個人が行えることは、今後も低成長の日本を想定して将来に備えることです。

具体的にはライフプランを検討し、お金の効率を上げることで、支出の無駄を減らし、収入が増えないのであればお金にも働いてもらうことです。

 

支出の無駄で一番目立つのはやはり「保険」で、最近は無料の保険相談(FP相談)をした方が、保険に加入し過ぎているケースを目にします。※無料の相談は相談ではなく、商品を売るための商談ですからご注意下さい。

 

政府も個人も将来を考えて、お金をいかに効率よく使うかが大事ですね。

 

今日もありがとうございました。

 

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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