物価上昇や地域格差に備えるには…

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

秋田県でも新型コロナのPCR陽性者が高止まりしていますね。

お客様でも無症状・軽症の方ですが陽性反応が出て療養された方が出て来ました。

とはいえ、重症化する方は少ない状況であるので、個人的には早くインフルエンザと同等の扱いにしてもらいたいと思っておりますが、(生活面、経済面、特に精神面でも以前の生活に戻していくべきと思います)こういった意見にはまだまだ否定的な方も多いようでなかなか難しいですね…。

 

さて、そんな新型コロナ同様私たちの生活を脅かしているのが「物価上昇」です。

 

一番目に見えて値上がったと感じるものが「燃料価格」ではないでしょうか?

 

現在、日本政府ではこの原油高騰に際して「補助金」を出して価格抑制をしようとしていますが、効果が見えず、税率を下げる「トリガー条項」を望む声が高まっていますね。両者にどんな違いがあるのか今日の日経新聞に記事が載っておりました。

 

日経新聞 2022//24 朝刊 「トリガー条項に壁 法改正必要、発動に時間」

https://www.nikkei.com/paper/related-article/?b=20220324&c=DM1&d=0&nbm=DGKKZO59337910U2A320C2EP0000&ng=DGKKZO59337950U2A320C2EP0000&ue=DEP0000

 

以下引用

ガソリン税率を一時的に下げる「トリガー条項」の凍結解除は価格の下落効果が見えやすい一方、実現への課題は多い。流通現場が混乱する懸念があるほか原則として法改正が必要で手続きに時間がかかる。価格抑制のための補助金は制度の柔軟性は高いが市場への介入との批判がつきまとう。原油高騰対策には一長一短がある。

トリガー条項はレギュラーガソリン価格の全国平均が1リットル160円を3カ月連続で超えた場合、ガソリン税(53.8円)のうち25.1円分の上乗せ課税を止めるものだ。現在は東日本大震災の復興財源を確保するために凍結している。

公明党や国民民主党が凍結解除を推すのは、小売価格に直接反映されやすいためだ。現状の補助金は1リットルあたり25円を上限に、石油元売りに支給している。給油所への卸値を抑制する仕組みのため、補助金の全額が小売価格の引き下げに使われているかどうかが見えづらいとの批判がある。

ただトリガー条項は政治的に意思決定をしたとしても、機動性を欠く。関連する税法の改正が原則として必要で、法案の作成や閣議決定、国会審議などの手続きを経なければならない。発動や制度の終了も財務相の告示の翌月になる。

引用終わり

 

記事の通り、トリガー条項を発動させるには時間が掛かるという指摘がなされ、また財源の問題やガソリンスタンドでの納税・還付手続きなどの負担が生じることもデメリットとしています。※時間が掛かるならもっと早くから議論しておいて欲しいですよね…(汗)

 

私の個人的な考えではトリガー条項も発動しなくてよいので、消費税の減税を行って欲しいです。生活必需品の物価が軒並み上がっている上にコロナ不況もある訳ですから、消費税であれば国民全てに恩恵がありますし、個人消費を呼び込むためにも一番効果的だと思うのですが残念ながらそういった議論は大きくなっていませんね…。

 

それはさて置き、こういった原油価格上昇や物価上昇は地域格差も生みます。

 

雪国は暖房費用が掛かり、地方では車も必需品です。

ですから都会よりも地方で特に東北・北海道地域に住む国民にとって大きなダメージです。また、物価上昇しても収入が上がり辛い、中小企業のサラリーマンや年金生活者が多いことも地方の特徴ですから、対策しないことは地方都市での生活負担がより重くなります。

 

都市部への一極集中が問題視される我が国にとってもこういった問題に対して政府も迅速に対応して頂きたいところですし、秋田選任の代議士の方々にもこういった時こそ動いて頂きたいですね。

 

ライフプラン相談の中でも実際に、将来は地元を出たいと考えている方や、子供には地元を出て都市近郊で暮らして欲しいと考えている方が多くいらっしゃいます。

 

理由としても、地元は好きだけど「将来を考えたら不安」「県民性や県政(行政)に不満」「仕事がない」「交通の便が悪い」「雪(除雪や道路環境など)が嫌」など様々あります。

 

しかし、将来出ようと思っている方でも、実際にその計画は立てていない事が多く(中には実際に計画し実行した方もおりますが)、このままでは実現できないという方が多いので、結果、消極的に地方で生活をすることになってしまいます。

 

ですので、ライフプランに「いつ」「どこで」「誰と」「どの様に」「何をして」暮らすのかを入れることが、よく言う「夢」を「目標」に変える手段です。どこか暖かいところなど、漠然としている場合でもその方向に舵を切るのが重要ですよね。

 

そして実現に対し何れにしても必要なのは「資金」です。

 

同じ日本でも、生活する上で快適にすごせる環境を選べる状態なのか、選択の余地すらない状態なのかで、同じ生活をしていても心理面で違いがあると思いますので、ずっと地元にいると心に決めている方でも資金的な余裕を持つことは大切と思います。※価値観も変化しますし

 

ということで、やや強引に纏めますと()

今起こっている物価上昇リスクに対応するためにも、

将来どこで生活するかを選択肢として持てるようにするためにも(勿論その他の理由のためでも)

 

資産形成しておくことが大切です!

 

そして資産形成には資産運用が欠かせないですし、効率よく資産運用するためにも「ライフプラン」を作成することが重要です!

 

まずはご自身でやってみたいという方はこちらもご参考下さい

 

プロのサポートを受けながら行いたい!という方はぜひこちらからお問合せ下さい。

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

 

 

あきたで出産・子育てガイドブックに取材記事が掲載されました。

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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