進行する円安やインフレに備えるには…

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土田です。

 

秋田市でも新緑が綺麗な季節になってきました。

今年からアウトドアの趣味を始めようと動いてきたので、これから時間を作って新しい趣味の活動をしたいと思います!

 

さて、最近は円安やインフレについて聞かれることが多くなりました。

 

それだけ物価上昇の影響が家計に大きく圧し掛かっているという事ですが、今よりも将来への不安が大きいようです。

 

収入が上がるペースよりも物価が上がるペースの方が大きければ年々生活は苦しくなりますし、公的年金も物価上昇分上がってくれるものではないので、物価上昇は高齢になった時も重く圧し掛かります。

 

更に、参院選で自民党がある程度議席を確保した場合に、俗にいう「コロナ増税」を「金融所得課税強化」、「炭素税」導入や「消費増税」などでしてくるのではないかという記事も散見されます(汗)そうなれば、国民負担率(所得の内税と社会保障でどのくらい負担しているか。私が生まれた昭和51年度は26.6%で令和3年度は44.3%)が更に上がり、物価上昇と合わせると私たちが使えるお金が益々減ることになります(涙)

 

そんな中、日経新聞にはこんな記事がありました。

日経新聞2022年52Web版 「「悪い円安」、家計の処方箋 通貨分散でインフレ相殺」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB215AC0R20C22A4000000/

 

以下引用

急激な円安進行が毎日の暮らしに暗い影を落としている。円安の影響は立場によって様々。ただ今回は、輸入価格の高騰が身近な商品やサービスの値上げラッシュを引き起こす「悪い円安」の側面が色濃い。どう付き合っていけばいいのだろうか。

円相場は428日に1ドル=130円台をつけ、およそ20年ぶりの円安・ドル高水準を記録した。きっかけは、新型コロナウイルス後の世界的なインフレ不安とロシアによるウクライナ侵攻だ。

昨年以降、コロナ下の長い自粛生活の反動による消費の急拡大に対し、生産や流通が対応できずに物価が高騰。今年に入り、エネルギーや食料の主産地であるロシアとウクライナの武力衝突が起きたことで、世界的なインフレ不安が一段と強まった。

景気回復で先行する米連邦準備理事会(FRB)は3月から、インフレを抑えるために政策金利の引き上げに着手。欧州中央銀行(ECB)も先行きの利上げをにらんで量的緩和政策の縮小に踏み出した。一方、景気回復が遅れる日本は大規模な金融緩和政策を続ける方針を堅持し、日米間の金利差が急拡大した。投資マネーは金利が高い通貨に流れやすく、結果として円からドルやユーロへ、つまり円安・ドル高、円安・ユーロ高が進んだ。

「悪い円安」と呼ばれるのは、円安が商品やサービスの値上げを引き起こしているからだ。エネルギーや食料の自給率が極端に低い日本の場合、原油や小麦などの大半を輸入に頼らざるを得ない。世界的なインフレで値段が上がっているうえ、大幅な円安で円に換算した時の輸入品価格が高騰。国内製品も生産や流通の過程でガソリンや電気を使うため、値上げせざるを得ない状況に追い込まれている。

円相場の長期グラフをみると、これまでも急激な円安が繰り返し訪れている。暮らしを支えるためには、円安が進むたびに節約するしか方法はないのだろうか。そこで保有する通貨の国際分散という手法を提案したい。円預金だけでなく、ドル預金やユーロ預金などにも分散させて保有する考え方だ。

引用終わり

 

記事では円安対策として「通貨分散」を提案していますが、記事中にある通り、1ドル100円の頃にしていた外貨預金であればよいですが、円安の今から外貨預金をするのは円高に振れるリスクもありますし、事後的でありそこまで有効な手段とも思えません。

 

つまり、日頃から備えておくことが重要ということになります。

 

これは円安だけに言える事ではなく、インフレも同様ですし、もっと言えば将来の年金不安に対しても準備しておけるかどうかが大切になります。

 

収入が上がりにくいのに支出は増えていく。

 

残念ながら日本ではその流れが収まるどころか加速しています。

 

政治にもいい加減変わって頂きたいところですが、これは私たちにできる事は限られており、仮に政策など変えられたとしても時間が掛かります。

 

ですので、自分にできることから準備を始めていくしかありません!

 

その為には、自分のライフプランを知る事が大切ですし、その上で将来をある程度予測して準備手段を考えて行動していくことです。

 

ご自身で考えてみたいという方はこちらもご参考下さい。

 

プロのサポートを受けながら…という方はこちらからぜひお問合せ下さいね。

 

今日もありがとうございました。

 

クルール秋田版(4月号)に記事が掲載されました。

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