こんにちは!
秋田のファイナンシャルプランナー土田茂です。
熊の出没が続いており、被害者も増えていますね。
土崎駅近辺にも出没していて散歩も怖くてできないような状況です。
猟友会員も減少しており、若い担い手もいない状況ですし、今後どうなっていくのでしょうか?
行政による具体的な施策がないと解決に向かわないですし本当に不安ですね。
さて、最近「生成AI(人工知能)」という言葉をテレビやネットで見ない日はないですよね。
少し前までは「遠い未来の話」のように感じていましたが、どうやら私たちの生活、特にお子さんたちの「働き方」に、もう影響が出始めているようです。
今日の日経新聞記事では、 AIがどんどん賢くなって、これまで人間がやっていた「知的労働」(いわいわゆるホワイトカラーのお仕事)を担うようになった結果、なんと「大学を卒業した人」の就職が難しくなっているというのです。
記事によると、アメリカでは今、配管工や大工さんといった「手に職をつける」ための職業訓練校への入学者が、前年から12%も増えているそうです。
その一方で、大学を卒業したばかりの20代前半の若者の失業率は9.2%まで上がっています。
これまでの常識では、「良い大学に入れば、将来安泰」というイメージがありましたよね。
でも、AIはプログラミングやコンサルティングなど、まさに大卒の人が得意としてきた分野の仕事も、どんどんできるようになっています。
その結果、今までは景気の影響を受けにくいとされてきた大卒の人たちが、就職で苦労するという「逆転現象」が起き始めているのです。
「でも、それはアメリカの話でしょ?」と思われるかもしれません。
しかし、「アメリカで起きたことは、数年遅れて日本でも起こる」とよく言われます。
記憶に新しいのが、2008年頃の「リーマンショック」です。
あのアメリカの大きな金融機関が倒産した時、日本は「直接の関係は少ない」と言われていました。
ところが、どうなったでしょう?
アメリカの不景気が世界に飛び火し、日本も得意な自動車や電化製品といった産業を中心に大きなダメージを受けました。
その結果、日本では「派遣切り」という言葉がニュースで毎日流れ、多くの人が職を失いました。
火元のアメリカとは違う形で、日本の経済が、非常に大きな打撃を受けたのです。
今回のAIによる「大卒の就職難」というニュースも、決して対岸の火事ではありません。
私たち親にとって、子どもの将来は一番の心配事。
「高い学費を払って大学に行かせても、本当に子どもの将来のためになるのだろうか?」
…これからの時代はより一層将来を考えて進路を選ぶことが大切です。
そして、私たちに関わる年金の問題や介護・医療といった社会保障のこと、そしてAIの進化。
将来どうなるか本当に分からない不確実な時代だからこそ、「なんとなく成り行きで暮らす」のは一番怖い選択かもしれません。
未来が見えないからこそ、目をそらさず、家計や保険、将来のお金について
「計画を立てる(ライフプラン)」
ことが、私たち家族を守る一番の備えになるのだと思います。
今日もありがとうございました。