独立しFP事務所を開設して10年が過ぎました。
その間、一番多くの方がご相談に見えられた理由は「将来が不安だから」でした。
・果たして自分の老後に年金はどのくらい貰えるのだろうか?
・住宅ローンが定年後も残るけど大丈夫なのだろうか?
・貯金が全然できないけど何とかしたい…
などなど、多くの方が将来に不安を抱えています。
実際書店に行くと、以前よりもお金に関する本がかなり増えました。では何故皆さん将来に不安を抱えているのでしょうか?
確かに日本は人口も減少していますし、高齢化ももの凄く進んでます。(特に秋田県は!)税金も増税、健康保険や年金といった社会保障費の負担も増え続けますし、政府は物価を上げようとしています。更に国は1000兆円を超える借金です。不安にならない方が不自然です。
一言で言えば「親世代と同じ生き方」という常識が通用しなくなりました。
勉強して良い大学に入り、良い会社に入って給料の一部を銀行に貯金して、結婚し子供を育てマイホームを購入し定年まで無事勤め上げれば、退職金と国の年金で悠々自適な老後が待っている。というものです。これが崩れました。
相談に来られた方はこの常識が崩れているのに何となく気づいていて、でも自分はまだ親世代と同じ価値観で生きていることに不安を抱いているように思えました。※ですのでこの話をすると納得する方が多かったです。
ではこれからの生き方とはどんなものでしょうか?
これからの社会は「依存しない生き方」が求められます。
親世代は
良い大学→学歴社会への依存
良い会社→会社組織への依存
銀行預金や保険で資産運用→金融機関への依存(バブル期は銀行金利が8%!)
退職金→会社制度への依存
年金→国や次世代への依存
ができました。
今の子育て世代ではこれらは全て崩壊したり崩壊しかかっています。
ですからまず依存からの脱却が必要不可欠と思います。
こういった時代の流れは日本が初めてではありません。
ヨーロッパでは経験済みですし、元々依存的な体質ではないアメリカでは、こんな依存は存在していません。つまりこれからの生き方の方法は学べるということになります。
そして、その一番の方法は
「ライフプラン」を立てること
です。
ファイナンシャルプランナーの本場アメリカでは、ライフプランの重要性に関して国民の理解度も高いため、FPは「医師」「弁護士」と同等の高い社会的地位を得ている職業です。※大学生に将来なりたい職業を聞いたアンケートで1位になったこともあるそうです。
そのぐらい重要な「ライフプラン」ですが、日本ではまだまだほとんどの人が立てていません。
そのため、漠然とした不安を抱いている方が多いのだと思います。
人生は今だけでなく将来にも楽しみがありますし、また不安もあります。
設計図があれば、自分の人生に「いつ」「いくら」あれば幸せか、思っている人生が送れるのかが一目で明らかになります。
明らかになれば、楽しみは更に増しますし、不安があれば解消もできます。
よく「将来やりたいこと」や「人生で経験してみたいこと」を尋ねますが、歳を重ねると知らぬ間に「諦めている」ことも多く、最初は出てこない方も多くいます。
しかし、ライフプランを行って将来にある程度安心感を持つと、「実はこういうことをやってみたい」とか「世界遺産を巡りたい」など心の奥に眠っていた「夢」が出てくるものです。
そういった「夢」もぜひ「人生の設計図」に加えて、「やりたいこと」が「できること」になったら、より人生が豊かになると思いませんか?
将来に「ワクワク」すると言って頂けるケースも多いので、私まで「ワクワク」してしまいます!
多くの方がライフプランをしない理由の一つとして、「その効果がわからない」という事があると思います。
その効果の一例ですが
①自分の人生で「いつ」「いくら」必要かがわかり、その準備(対策)ができる。
②これからのの人生で今のまま生活していった場合に問題がないのかを判断でき、問題があれば対策が取れるため、将来の安心に繋がる。
③やりたいことがあるが漠然としている方は、それを行うための具体的な準備ができ、達成に近づける。
④やりたいことなどがハッキリと未来の予定になるので、「ワクワク」感のある人生を送れる。
⑤いろいろなことをシミュレートできる。
例)住宅ローンの組み方でどんな変化があるか。資産運用をした場合にどんな変化があるのか。
何歳でリタイアできるのか。将来海外旅行を毎年するための資金はどんな方法なら貯まるか。
などなど、他にもたくさんあります。
「安心感」とか「ワクワク」と言った感想が多いですね。
あなたの(ご家族の)人生の設計図を作り、より良い人生にアップグレードできるようサポート致します。※なかなか伝わりにくいかもしれませんが、ご興味ある方は初回面談は無料なのでお問合せ下さい。