家を建てるときは住宅展示場やハウスメーカーに行けばいいんじゃないの?!
皆さんそう思ってませんか?
確かに少し前まではそれが常識でした。
しかし、今は「賢く」住宅を購入するために、「住宅購入に関するお金」のことや「得する制度の活用法」などについて、公正で客観的に判断してもらえる「専門家」に相談をする方が増えています。
なぜなら、そういった専門家に相談することで、相談しない方と比べて「住宅購入にあたっての大切なポイント」をしっかり抑えられるため、とても満足がいく住宅購入ができるからです。
ポイントその①…
住宅購入で一番初めに行うことは、
「予算を決める」事です!
当たり前と思うかも知れませんが、結構予算をザックリで考えて住宅購入されるケースが多いのです。
やはり「一生に一度の買い物」であり、当然買い慣れていませんし、金融機関も結構な金額を貸してくれます。また長期ローンだと「何となく払えそう」な気になるので
「せっかくだから」とついつい「予算」よりも「欲しい」を優先してしまいがちです。
しかし、「予算」を考えずに購入してしまうと、直近は大丈夫でも、将来払うのが大変になってしまい、最悪はマイホームを手放して「ローン」だけが残ることにもなりかねません。
そこで、「予算」を今の家計だけでなく「将来」の家計までを見越して決めることが大切です。
例えば上図のように、住宅を買ったら数年後に貯蓄がマイナスになって、老後も貯金がマイナスになるケースであれば、このままでは安心して購入はできませんよね?
こういったケースでも家計の見直しで改善できれば大丈夫(家計見直しで予算がアップ)でしょうし、改善が困難であれば、予算を考える必要も出てきます。
FPであれば当然、買う側であるあなたの味方として、家計をグラフなどで見える化し、事実を基にした意見をお伝えします。
一方、住宅メーカーでは当然ながら「住宅を販売するのが目的」です。
なので、本当に買って問題はないかまでを考えてはくれるは担当者はほとんどいません。※販売が目的なので責められるものでもなく、最終的にあくまでも買う側の自己責任となってしまいます。
結果として、身の丈以上の買物になり、不本意な形で家を手放す方も少なくないのです。
※新型コロナの影響もありこういった方が全国的にも増えているそうです。
一つの解決事例です。
この方は、金融機関で審査したところ3,000万円は問題なく借りられると言われました。※因みに住宅会社から紹介されたFP(実際は外資系生保営業マン)からも無料ライフプラン診断を受け、この予算で問題ない!と太鼓判を押されています。
しかし、将来を考えると不安もあったため相談に見えられたのですが、いろいろヒアリングしていき、そのままの状態でシミュレーションすると、なんとお子様の大学入学からずっと家計がマイナスで推移する予測となりました。(図参照)
このままでは安心してマイホームを購入できない!
いくらなら借入しても大丈夫か?予算の検討に入りました。
予算を500万円下げるとどうなるかをシミュレーションすると、貯金もマイナスにならず、何とかなりそうです!
しかし、あくまでも今の年金制度が続くことや物価があまり上がらないのが前提のシミュレーションのため、老後にはもっと余裕が欲しいところです。
でもやりたい事(趣味の旅行など)は諦めたくない!節約ばかりするのも嫌だという事で、家計を見直します。
右図が家計見直しを行ったものです。
※保険を適正化したり、お金にも働いてもらいます。
どうでしょう?マイナスどころかしっかりと老後資金も作れました。
「これなら住宅を購入しても安心して趣味の旅行も楽しめそうです」と大変喜んでおられました。
もし、金融機関がOKだったからと、何も相談せずに3,000万円の住宅ローンを組んでそのまま生活をしていたら…。
不測の事態で家計が破綻し、せっかくのマイホームを手放すことになったかもしれませんし、家計を切り詰めたり、趣味の旅行なども諦めなければならなくなったりしたかもしれませんね。
このように、「借りられる金額」と安心して「返せる金額」は違うということも、ぜひお伝えしたい重要なことの一つです。
※このケースでは予算を減らして余裕を持った方が良いと相談者がご判断されましたが、実は家計見直しをした場合は3000万円の住宅を仮に購入しても家計破綻しない計算になりました!
最終的な判断は当然、相談された方がご自身の価値観に基づき行うべきと考えています。
ほとんどの方が、住宅ローンを組むと思いますが、実はほとんどの方が今の生活・社会情勢だけを見て数十年のローンを組んでいます。
典型的なのは、「今の家賃とあまり変わらずに家を建てられます!」という営業トークでしょうか。
住宅メーカーは住宅を売ることが目的なのでローンは借りられたらOKですし、銀行は貸して利益を出すのが目的ですから、当然銀行にとって利益があるローンを提案してきます。
※これは、企業に所属するサラリーマンなので、自分が所属する企業利益をまず考えるのは当然といえば当然ですから、それを責めるつもりは毛頭ありません。
私のところへのご相談でも、そういう文句に乗って買ったものの、数年後に「住宅ローン返済額が上がった」とか、「子供の教育費が思ったより掛ってローンがキツい」といったご相談が多くあります。そして、問題が起こってからの対処では対処方法が限られますし、非常に難しくなります。
こういったケースでは「予算」や「住宅ローンの組み方」に問題があります。
ですから、ライフ・デザイン・ラボではしっかりとしたご家族のライフプランを元に、予算やどのローン方法が一番合っているかを専門家として公正に客観的に判断して提案しています。
住宅ローン控除やすまい給付金だけでなく、税制上の優遇制度の活用や相続に関連した対策方法など、専門家として広い視点からの提案が可能です。
これも、住宅メーカーでは提案が難しいですが、非常にメリットの大きいポイントです。
そしてこれらの専門家としての知識を、公正で且つ客観的というよりも、ご相談者であるあなたやあなたの家族の立場で使うことができる。
それが「独立系FP」としての最大のメリットです。
住宅メーカー(展示場など)にいる、住宅メーカーの社員がFP資格を取って相談(商談!?)をするのとは全く異なります。
また、住宅メーカーの紹介で来るFP(実態は保険屋さんが多く当然保険を売る目的です)にも要注意です。予算的に無理があっても中立なふりをして住宅購入の背中を押してくるようです。
ですから、ぜひ住宅購入の前に、できれば商談前にご相談下さいね!
このように、住宅は人生で一番高い買い物だけあり、家計に与えるインパクト大です!
そのため、どんなローンが良いの?などのスポット的な相談よりも、家計全体(今も将来も)を見たプランニングが必要です。※住宅ローンも35年とか将来にまたがる出費です
特に住宅ローンが過大な方は、一般的に子供の教育資金でも苦労するため、ご自身の老後資金まで手が回らず、結果老後生活に歪みが生じてしまいがちです。
そのため相談は家計見直し(ライフプラン)相談をお勧め致します。
もちろん初回相談は無料なのでその時点でのご判断もできますよ!